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Hitachi

企業情報ニュースリリース

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2015年10月1日
株式会社日立産機システム
ソーエレクトリック&マシナリーカンパニーリミテッド

Hitachi Soe Electric & Machineryが営業を開始

日立の変圧器設計・製造技術とSEM社の事業基盤を融合し、ミャンマーの電力インフラ整備に貢献

  株式会社日立産機システム(取締役社長:青木優和/以下、日立産機)とSoe Electric & Machinery Co., Ltd.(Managing Director:Kyaw Min Htun/以下、SEM社)は、ミャンマー連邦共和国(以下、ミャンマー)において電力・配電用変圧器などの事業を行う合弁会社Hitachi Soe Electric & Machinery Co., Ltd.(以下、日立SEM社)設立の正式契約を2015年7月7日に締結し、このたび関係当局からの許認可を取得し、10月1日付にて日立SEM社の営業を開始します。

  日立産機とSEM社は、2012年からアモルファス変圧器*1に関する技術提携を行い、技術面における協力関係を築いてきましたが、さらなる協業関係の強化を目的とし、今回の合弁会社設立に合意したものです。日立SEM社は、本日付でSEM社の変圧器事業を引き継ぎ、ミャンマーにて電力・配電用変圧器を中心とする送配電機器の設計、製造、販売、据付、保守を行います。

  ミャンマーでは、近年の経済発展を背景として電力需要が急速に増加しており、これを支える電力インフラの整備が大きな課題とされています。電力不足は産業発展の大きな足かせとなることから、現在ミャンマーでは、発電施設や送配電網の整備が重点的に進められており、電力の安定供給を支える高品質な変圧器などの変電・配電設備に対する需要が高まっています。

  日立SEM社の設立により、SEM社が有していたミャンマー国内における強固な事業基盤に、日立産機の変圧器設計・製造技術を加えることで製品ラインアップを拡充し、さらなる事業の強化によりシェア拡大を図るとともに、ミャンマー近隣のASEAN各国への輸出事業の展開も進めます。また、電力用変圧器の設計・製造体制も強化することで、現在は海外製品が多く輸入されている同製品のミャンマーでの国産化率向上をめざします。
  日立産機とSEM社は、今後、日立SEM社を通じてミャンマーの電力インフラ整備に貢献します。

*1
アモルファス変圧器: 電気を通すコイルが巻かれた鉄心部分にアモルファス合金を用いる変圧器。従来のケイ素鋼板を用いる変圧器と比較して待機電力の大幅な削減が可能であり、配電効率の向上が見込める。

日立SEM社 Vice Chairman  Kyaw Min Htunのコメント

「現在、ミャンマーは急速な経済発展のさなかにありますが、その基盤となる電力インフラの整備が喫緊の課題となっています。SEM社のミャンマーにおける強固な事業基盤に日立の技術、豊富な経験を取り入れることにより、ミャンマーの電力インフラ及び産業発展への貢献を加速していく所存です。また、本合弁会社では、これまでともすれば海外に流出していたミャンマーの前途有為な人財に国内で最先端の技術、経営に携わる機会を提供することにより、ミャンマーの人財育成にも貢献していきます。」

日立SEM社 Managing Director  稲垣勝敏のコメント

「本日、日立SEM社の営業を開始できたことを大変嬉しく思います。日立グループは長年にわたり変圧器を始めとする送配電機器事業を手掛け、日本はもちろんのこと世界各国の電力インフラの整備発展に貢献してまいりました。また、SEM社はミャンマーにおけるトップレベルの変圧器メーカーとして圧倒的な経験と信用を誇っています。この合弁会社で、両社が持つ強みを融合し、今後急速な需要増加が見込まれるミャンマーおよび周辺各国の電力インフラ整備を支えてまいります。」

日立SEM社の概要

商号 Hitachi Soe Electric & Machinery Co., Ltd.
本社所在地 ミャンマー ヤンゴン市
資本金 USD45,000,000 (2016年3月末時点の出資比率(予定):日立グループ 51%、SEM社 49%)
代表者 Managing Director 稲垣 勝敏
事業内容 電力・配電用変圧器などの設計、製造、販売、据付、保守
従業員数 約400名

以上

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