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2015年9月17日
中小規模システムや開発・検証用途向けに、初期導入コストを抑えた新モデルを追加
日立統合プラットフォーム「Hitachi Unified Compute Platform for SAP HANA® HA8000/RS440モデル」
株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原敏昭/以下、日立)は、このたび、SAP HANA®*1向けの統合プラットフォームに、小型モデル「Hitachi Unified Compute Platform for SAP HANA® HA8000/RS440モデル」(以下、「UCP for SAP HANA HA8000/RS440モデル」)を追加し、9月18日から販売開始します。
新モデルは高性能なラックサーバの活用により、中小規模システムや開発・検証用途に適したSAP HANA環境を、初期導入コストを抑えつつ迅速かつ容易に構築できます。
近年、企業では、業務プロセス変革や迅速な意思決定など、新しいビジネス価値を創造するためにビッグデータを活用する動きが高まっています。また、SAP社では、リアルタイムなビッグデータ分析が可能なSAP HANAを、最新のエンタープライズソフトウェアである「SAP® S/4HANA」のデータベースエンジンとして採用するなど、その活用範囲を拡大しています。このような背景を受け、中小規模のERPシステムや検証用途に適した小規模なSAP HANA環境を求める企業が増加しており、IT投資を抑えつつ、簡単かつ迅速にSAP HANA環境を導入できるプラットフォームが求められています。
日立は、2015年5月から、日立の高信頼なブレードサーバ、ストレージと、SAP HANAを組み合わせ、事前検証を済ませた統合プラットフォーム製品として「Hitachi Unified Compute Platform for SAP HANA」を提供しています。
今回販売開始する「UCP for SAP HANA HA8000/RS440モデル」は、ラックサーバ単体でSAP HANA環境を構築できる中小規模システムや開発・検証環境に最適な小型モデルです。これにより、SAP ERPを活用した業務プロセスの効率化やSAP Business Warehouse*2と組み合わせた高速データ分析を、初期導入コストを抑えながら、迅速かつ容易に実現できます。また、処理性能別に2種類のモデル(S/Mモデル)を用意するとともに、モデルごとにメモリ容量をきめ細かく選択できることで、ビジネス成長や業務データ量に応じた柔軟なリソース拡張を可能にします。さらに、高信頼な日立ディスクアレイシステム「Hitachi Virtual Storage Platform」(以下、「VSP」)と連携することも可能なため、開発から本番環境への効率的なシステム拡張やディザスタリカバリ環境の構築による信頼性向上を実現します。
また、日立は、顧客が自社のERPデータを利用してデータ分析の容易性や速さを体感できるサービスを提供するなど、プラットフォームだけではなく、SAP HANAに関連したサービスを取り揃え、導入から、構築、運用、保守までをトータルに支援しています。今後も、SAP HANA の迅速な導入や安定稼働を実現するプラットフォームや各種サービスメニューを拡充し、顧客の新しいビジネス価値創出に貢献していきます。
新製品は、中小規模システムや開発・検証用途向けのSAP HANA環境を、ラックサーバ単体で初期導入コストを抑えて構築できる小型モデルです。SAP HANAの認定を取得した構成に基本設定を済ませた状態で提供するため、SAP HANA環境の迅速で容易な導入を実現します。なお、本製品は、最新のインテル® Xeon® プロセッサーE7-8800v3製品ファミリーとSAS HDDの内蔵ストレージを搭載した高さ4Uのラックサーバで構成されています。
本製品では、2プロセッサーを搭載したSモデルと4プロセッサーを搭載したMモデルの2モデルを提供し、モデルごとにメモリ容量をきめ細かく選択できます。これにより、ビジネス規模にあわせた導入が可能となり、業務データの増加に応じたメモリの追加やSモデルからMモデルへのアップグレードなど、柔軟なリソース拡張を実現します。
本製品を高信頼な日立ストレージである「VSP」と連携し、全データを保管することにより、開発から検証、本番環境へのスムーズかつ効率的なシステム拡張を可能にします。また、日立ストレージ独自機能であるTrue Copyを活用することにより、メインサイトの更新処理に同期してリモートセンターへのデータ転送を行い、ディザスタリカバリ環境を構築できるなど、より高信頼なシステムを実現します。なお、「VSP」*3はSAP HANA Tailored Datacenter Integration*4モデルとして認定されています。
製品名 | 主な構成要素 | 価格(税別) | 出荷開始時期 | |
---|---|---|---|---|
Hitachi Unified Compute Platform for SAP HANA HA8000/RS440 モデル | サーバ |
| 7,758,000円〜*5 | 9月30日 |
ソフト ウェア |
| 個別見積 | ||
サービス |
| 個別見積 |
モデル名 | プロセッサー数[コア数] | メインメモリ容量 |
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Sモデル | 2[36コア] | 128GB/256GB/384GB/512GB/768GB/1TB |
Mモデル | 4[72コア] | 128GB/256GB/384GB/512GB/768GB/1TB/1.5TB |
日立は、2015年11月12日にザ・プリンスパークタワー・東京にて開催されるSAPジャパン主催の「SAP Forum 2015」において、「Hitachi Unified Compute Platform for SAP HANA」が支える日立のSAP HANAソリューションをご紹介します。
株式会社日立製作所 情報・通信システム社 ITプラットフォーム事業本部
以上