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2015年7月7日
株式会社日立産機システム
ソーエレクトリック&マシナリーカンパニーリミテッド
日立の変圧器設計・製造技術とSEM社の事業基盤を融合し、ミャンマーの電力インフラ整備に貢献
株式会社日立産機システム(取締役社長:青木優和/以下、日立産機)とSoe Electric & Machinery Co.,Ltd.(Managing Director:Kyaw Min Htun/以下、SEM社)は、ミャンマー連邦共和国(以下、ミャンマー)において電力・配電用変圧器などの事業を行う合弁会社設立の正式契約を締結しました。日立産機とSEM社は、2012年からアモルファス変圧器*1に関する技術提携を行い、技術面における協力関係を築いてきましたが、さらなる協業関係の強化を目的とし、今回の合弁会社設立に合意しました。新会社の名称は、Hitachi Soe Electric & Machinery Co.,Ltd.(以下、日立SEM社)です。日立SEM社は、SEM社の変圧器事業を引き継ぎ、ミャンマーにて電力・配電用変圧器を中心とする送配電機器の設計、製造、販売、据付、保守を行います。日立産機とSEM社は、今後、ミャンマー投資委員会に投資許可を申請し、2016年3月までの営業開始をめざします。
ミャンマーでは、近年の経済発展を背景として電力需要が急速に増加しており、これを支える電力インフラの整備が大きな課題とされています。電力不足は産業発展の大きな足かせとなることから、現在ミャンマーでは、発電施設や送配電網の整備が重点的に進められており、電力の安定供給を支える高品質な変圧器などの変電・配電設備に対する需要が高まっています。
日立SEM社の設立により、SEM社が有しているミャンマー国内における強固な事業基盤に、日立産機の変圧器設計・製造技術を加えることで製品ラインアップを拡充し、さらなる事業の強化によりシェア拡大を図るとともに、ミャンマー近隣のASEAN各国への輸出事業の展開も進めます。また、電力用変圧器の設計・製造体制も強化することで、現在は海外製品が多く輸入されている同製品のミャンマーでの国産化率向上をめざします。
日立産機とSEM社は、今後、日立SEM社を通じてミャンマーの電力インフラ整備に貢献します。
商号 | Hitachi Soe Electric & Machinery Co.,Ltd. |
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本社所在地 | ミャンマー ヤンゴン市 |
資本金 | USD45,000,000 (出資比率:日立グループ 51%、SEM社 49%) (予定) |
代表者 | 未定 |
事業内容 | 電力・配電用変圧器などの設計、製造、販売、据付、保守 |
従業員数 | 約400名(設立時予定) |
SEM社 ヤンゴン工場
SEM社は1993年に創業したミャンマーのヤンゴン市に本社を置く大手送配電機器メーカーです。電力・配電用変圧器や開閉装置などの設計、製造、販売、据付、保守を行っています。特に配電用変圧器においてミャンマー国内で高いシェアを有しています。ISO9001を2010年に、また、ISO14001を2013年にミャンマーの会社としては初めて取得しています。さらに、変圧器の世界的認証機関であるオランダのKEMA Laboratoriesの認証を得ているほか、日立産機との技術提携でアモルファス変圧器の製造に取り組むなど、お客さまへのサービス向上に努めています。詳細はhttp://www.soeelectric.comをご覧ください。
日立産機は2002年に設立した株式会社日立製作所の100%子会社です。日立グループの祖業である産業用モーターを始めとする産業用電機機械製品の製造、販売、サービス、システムソリューションを行っています。変圧器事業では、配電用変圧器において日本国内で高いシェアを有し、2009年に中国で合弁会社を設立するなど、現地変圧器メーカーとの提携による海外展開を進めています。詳細はhttp://www.hitachi-ies.co.jp/をご覧ください。
以上