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2015年5月6日
株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)の英国における鉄道システム事業会社である日立レールヨーロッパ社(取締役会長兼CEO:Alistair Dormer)は、本年6月1日付けでカレン・ボズウェル(Karen Boswell)が同社社長に、そしてニック・ヒューズ(Nick Hughes)が同社役員に就任することをお知らせします。
社長に就任するカレン・ボズウェルは、これまでEast Coast Trains社で5年間社長を務めていましたが、今後は英国を初めとした欧州の鉄道事業を率いることになります。具体的には、既に受注している英国運輸省(DfT : Department for Transport)の都市間高速鉄道計画(IEP : Intercity Express Programme)向けのClass800シリーズやAbellio社向け標準型近郊車両「AT-200」のほか、欧州大陸も含めた車両やETCS、運行管理システムといった新規受注等の獲得をめざしていきます。
営業を統括する役員に就任するニック・ヒューズは、英国と欧州の鉄道産業界において20年以上にわたる上級管理職の経験があるほか、現在、アンサルドSTS社の英国事業部門の会長を務めています。それ以前には、アルストム社とジャービス社の事業開発部門における幹部でもありました。
カレン・ボズウェルは、日立レールヨーロッパ社社長のキース・ジョーダン(Keith Jordan)から社長の職務を引き継ぎます。キース・ジョーダンは日立、アンサルドSTS社とアンサルドブレダ社の統合において重要な役割を担う新たな役職に就任する予定です。
また、日立レールヨーロッパ社COOのアンディ・バー(Andy Barr)は引き続きCOOとして日立レールヨーロッパ社の事業拡大に専念し、営業統括業務をニック・ヒューズに引き継ぎます。
日立は、英国ダーラム州ニュートン・エイクリフにおいて、日立レールヨーロッパ社の鉄道車両工場の建設を進めており、車両生産が本年中に開始される予定です。
今後、日立レールヨーロッパ社は施策の重点を、英国の既存顧客に対し、これまで受注した車両を納期通りに納入すること、および欧州において新たな受注を獲得することへと移行していきます。
今回、日立レールヨーロッパ社のような革新的なグローバル企業に加わることを、素晴らしい機会と感じています。日立は、ジャベリンの愛称で知られるClass395などで優れた実績があります。今後、高い信頼性を実現しつつ、次世代の列車サービスを乗客と運行管理者に提供できることを楽しみにしています。
人財は重要な会社の財産であると確信しており、人財を育て、新たな事業機会を創出していくと同時に、サービス品質の向上にも注力していきます。
日立レールヨーロッパ社のようなダイナミックに事業を拡大している企業に加わることができ、大変うれしく思います。今後は英国だけでなく欧州、さらにグローバル市場において、新たな営業活動の展開により、新規市場を開拓し、鉄道事業の躍進に貢献していきます。
現在、日立レールヨーロッパ社は英国の鉄道市場において重要なプレーヤーとしての地位を確立しています。本年中にニュートン・エイクリフでの車両製造が稼働し、今後の事業拡大に向けて体制を整えていく中で、さらなる成長を指揮する経営幹部にカレン・ボズウェルとニック・ヒューズを迎え入れることを非常に喜ばしく思います。
キース・ジョーダンとアンディ・バーは、長年にわたって日立レールヨーロッパ社の事業拡大に尽力してくれました。キース・ジョーダンは、良い状態で経営をカレン・ボズウェルに引き継ぎます。そして、その豊富なビジネス経験を生かし、アンサルドSTS社とアンサルドブレダ社との統合および、さらなるグローバル事業の拡大に向け活躍してもらいます。アンディ・バーは、COOとしての業務に加え、1年以上にわたり、営業統括責任者として輝かしい実績を残しました。カレン・ボズウェル、ニック・ヒューズ、キース・ジョーダンそしてアンディ・バーがそれぞれの新しい役職で今後、大いに活躍することを願っています。
以上