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2015年3月9日
株式会社日立製作所
Finmeccanica S.p.A.
Ansaldo STS社の配当金支払いに伴い同社株式の売買価格を調整
株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)とイタリア共和国(以下、イタリア)のフィンメカニカ株式会社(CEO:Mauro Moretti/以下、フィンメカニカ社)は、2月24日に締結した、アンサルドSTS株式会社(CEO:Stefano Siragusa/以下、アンサルドSTS社)のフィンメカニカ社が保有する全株式(アンサルドSTS社発行済株式の約40%に相当)について日立が買収する契約(以下、売買契約)に基づき、アンサルドSTS社の株主総会で提案される、同社の配当金総額を1株当り0.15ユーロ(約20円)とすることに対し、フィンメカニカ社が賛成することで合意しました。アンサルドSTS社の株主総会で、この配当金の支払いが承認された場合、売買契約の定めに従い、日立がフィンメカニカ社より買収するアンサルドSTS社株式の価格は、当初合意していた価格より1株当り0.15ユーロ(約20円)減額され、9.5ユーロ(約1,245円)となる見込みです。
売買価格の調整は、売買手続き完了までにアンサルドSTS社の更なる資金の拠出が行なわれないことが条件であり、また、日立が買収手続き完了後に実施する予定である公開買い付けの際の価格を決定する際にも考慮されます。
フィンメカニカ社はイタリアのハイテク分野の有数の製造会社であり、航空、防衛およびセキュリティーで、世界のトップ10に入ります。ミラノ証券取引所に上場(FNC IM; SIFI.MI)しており、2013年の収益は約160億ユーロ。世界22ヶ国に362の営業所と製造拠点を持つフィンメカニカ社は多国籍・多文化の組織であり、特にイタリア、英国、米国およびポーランドの4ヶ国で重要な役割を担っています。フィンメカニカ社の主要事業は以下の分野です。ヘリコプター(アグスタウェストランド社)、防衛電子およびセキュリティー(セレックス ES社、DRSテクノロジー社)、航空(アレーニア・アエルマッキ社)。宇宙産業(テレスパツィオ社、タレス・アレーニア・スペース社)、防衛システム(オート・メラーラ社、ホワイトヘッド潜水システム、ミサイル部門)、交通システム(アンサルドSTS社、アンサルドブレダ社)。
アンサルドSTS社は本社をジェノバに置き、30以上の国と地域に約4,000名(内イタリアに1,530名)の従業員を擁する企業です。貨物・旅客・地上鉄道や地下鉄向けの信号装置や制御システムの設計、実装、管理において高い技術を有しています。また、同社はグローバルに鉄道システムをターンキーで提供しています。
以上