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2015年2月3日
株式会社日立製作所
Hitachi HVB, Inc.
日立華城変圧器股份有限公司
株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)の北米における送配電機器の製造販売会社であるHitachi HVB, Inc.(本社:アメリカ合衆国/以下、HVB社)は、アメリカ合衆国(以下、米国)オクラホマ州の公益電力会社であるGrand River Dam Authority(以下、GRDA*1)より変圧器5台を受注しました。
本受注では、台湾の華城電機股份有限公司(本社:台湾/以下、華城)と日立が設立した変圧器の製造などを手掛ける合弁会社であり、現在新工場の建設を進めている日立華城変圧器股份有限公司(本社:台湾/以下、日立華城)が製造を担当する予定です。
世界の変圧器の市場は、経済成長や人口増加に伴う電力需要の増加に加え、風力や太陽光発電といった再生可能エネルギーを利用した分散電源の増加により、変圧器の需要は現在の70億ドルから、2020年には、約100億ドルになると予測*2されています。例えば、北米などの先進国では、送変電設備の取替時期を迎えることから、今後、米国の変圧器の市場は現在の約20億ドルから、2020年には、約26億ドルに拡大*2すると見込まれています。
本受注は、HVB社がGRDAの天然ガスによるコンバインドサイクル発電所向けの入札に参加し、採用されたもので、2017年5月に完成予定です。本発電所には、三菱日立パワーシステムズ株式会社の米国法人により、最新鋭機種のガスタービンが供給される予定です。発電所の熱効率は60%超で、運転開始時には、全米一の発電効率を誇る発電所となる見込みです。本プロジェクトは、政府や電力業界から注目を集めており、1月23日に着工式が開催されました。
今後は、日立華城が265MVA GSU*3を2台、415MVA GSUを2台、さらに日立華城の共同出資元の華城が35MVA RAT*4を1台、それぞれ生産し、2016年の納入を予定しています。
なお、日立華城はグローバル市場向けに変圧器事業を拡大するため2013年12月に設立され、2014年4月から台湾・台中市の台中港自由貿易港区で変圧器工場の建設を進めており、本年4月に生産を開始する予定です。
日立は、今後も、グローバルエンジニアリング拠点や生産拠点の構築と強化を進め、送変電機器の製造から販売、保守までを一括して行い、各国の電力の安定供給に貢献していきます。
項目 | 内容 |
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商号 | Hitachi HVB, Inc. |
本店所在地 | 米国ジョージア州アトランタ郊外 |
設立日 | 1977年3月 |
代表者 | ケン・バダラッコ |
従業員数 | 約125名(2014年12月) |
事業概要 | 高圧遮断機、ガス絶縁開閉装置、変圧器、発電機主回路遮断機などの電気機器の製造、販売 |
項目 | 内容 |
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商号 | 日立華城変圧器股份有限公司 |
本店所在地 | 台中市台中港自由貿易港区 |
設立日 | 2013年12月 |
代表者 | 松本 雅喜 |
従業員数 | 2020年に約200名の予定 |
事業概要 | 変圧器の設計、製造、検査、販売、据付工事、アフターサービス |
7250 McGinnis Ferry Rd. Suwanee, GA 30024 [担当:田村]
電話 1-770-495-1755
台中市西屯區台湾大道四段767號13樓-1 [担当:井料]
電話 886-4-2355-0118
以上