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企業情報ニュースリリース

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2014年10月8日
株式会社日立製作所
アジア女子大学

日立がバングラデシュのアジア女子大学に奨学金を寄付

学生3名の4年間にわたる学費および生活費に相当する18万ドルの寄付を決定

  株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)は、バングラデシュ人民共和国のアジア女子大学(プレジデント兼CEO:Kamal Ahmad)に、学生3名の4年間分の学費および生活費に相当する総額18万ドルを奨学金として寄付することを決定しました。今回、成績やリーダーシップの観点から選抜された奨学生は、インド出身者2名とミャンマー出身者1名で、アジア女子大学においてリベラル・アーツ(教養学)と科学に関する4年間の学部課程を受講します。日立による奨学金は、奨学生の授業料、生活費、健康保険、教科書・備品の購入費用などに充てられます。

  アジア女子大学は、自らの人生と出身地域の社会課題に対する変革者となることを望み、その能力を持ち合わせながら、自己資金で学費を賄うことができない女性に高等教育を提供しています。日立は、この奨学金プログラムを通じ、熱心で意欲的なアジアの若き女性たちを支援し、南アジアにおける貧困、教育、男女不平等などの社会課題の解決に貢献していきます。

  日立は、注力している社会イノベーション事業の推進に加えて、地域社会の一員として積極的に社会貢献活動に取り組んでいます。特に人財育成を注力分野の一つとして位置づけており、今回のアジア女子大学への奨学金プログラムのほか、世界中の若い世代の育成に向けた数々の取り組みを推進しています。代表的な取り組みの一つは、1996年から開始した「日立・ヤング・リーダーズ・イニシアティブ」です。これは、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、日本の7カ国から、未来のリーダーになりうる力を持った優秀な大学生28名が参加し、一週間にわたり、アジアにおける喫緊の課題について意見交換を行う場を学生たちに提供するイベントです。

  今回のアジア女子大学への奨学金プログラムについて、日立のCSR・環境戦略本部長の荒木由季子は、次のように述べています。
  「日立では、社会が直面する課題にイノベーションで応えていくことをグループ・ビジョンとして掲げています。今回、出身地域の貧困や教育問題といった社会課題に対し、自らもその解決に貢献したいという高い志と、それを実現するための情熱と能力を持ち合わせる優秀な3名の女性たちを支援できることを大変嬉しく思っています。彼女たちがアジア女子大学における教育を通じて、それぞれの夢を叶えるための幅広い知識を身につけ、切磋琢磨していく仲間と出会うことで、将来、各国の発展に貢献する人財になるであろうと期待しています。われわれも彼女たちとの交流を通じて、インドおよびミャンマーの社会課題を認識し、より良い事業活動へと繋げていきます。今後も日立は、アジアの人財育成に積極的に携わるとともに、社会課題の解決に貢献していきます。」
  また、アジア女子大学のプレジデント兼CEOのKamal Ahmadは、次のように述べています。
「今回の3人の学生に対する日立の取り組みは、事業と社会発展の融合を示しています。日立は事業を展開している地域において、教養があり、国際感覚に優れた女性の育成を支援することで、支援を受けた奨学生が将来、企業の発展に貢献するとともにその地域の成長促進を主導していくことをめざしています。私は青少年教育を推進する日立の支援を大変嬉しく思うとともに、他の企業が日立の取り組みに続くことを望んでいます。」

アジア女子大学について

  アジア女子大学は、バングラデシュ・チッタゴン市にある国際大学です。同大学は、経済的事情で大学進学が困難な将来の女性リーダーに高水準のリベラル・アーツ(教養学)および科学教育を提供することに注力しています。同大学は、4年間の学部のプログラムとともに、アクセス・アカデミーと呼ばれる1年間の大学入学前のプログラムも提供しています。また、資金援助を必要とする大勢の学生に対して全額奨学金制度を設けています。米国、英国、香港、日本に支援グループがあり、日本の内閣総理大臣夫人である安倍昭恵氏は、アジア女子大学の後援者です。
詳細については、www.asian-university.org.をご覧ください。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 CSR・環境戦略本部 CSR推進部 [担当:能美、鬼頭]
〒100-8280 東京都千代田区丸の内一丁目6番1号
電話:03-4235-5800 (直通)

以上

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