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2014年10月1日
株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)の5MW風力発電システム「HTW5.0-126」は、このたび、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2014年度グッドデザイン賞」を受賞しました。
今回グッドデザイン賞を受賞した「HTW5.0-126」は、定格出力5MW、ローター直径が126mとなる大型の洋上向け風力発電システムです。ローターを風下側に配置する日立独自のダウンウィンド方式であることに加え、軽量・コンパクトな設計になっており、着床式洋上風力発電や浮体式洋上風力発電における基礎工事や浮体工事費用の低減や、高い安全性が期待できます。
デザインの特徴は、ナセルの前方で風を取り込み、3方向に排気する風洞形状です。コンピューターシミュレーションを実施し、風洞形状の中に配置したラジエーターを効率的に冷却する機能と、スリムで景観に配慮したデザイン性を両立しています。
「暴風雨など不安定な天候にさらされる洋上および山岳設置型風力発電機に望まれるダウンウィンドローター方式のナセル本体のデザインを評価した。風に対峙するナセル前方部にラジエーターを組み込み、ラジエーターを通過した風の流れを風洞内部の扇状壁面部において下部および左右に排気させる一連の機能は、着眼点を含め新規性が感じられる。またナセル本体をコンパクトにまとめ、製造、運搬、設置、運用コストの削減につなげた取組みもさることながら、ナセルの外観デザインにおいてダウンウィンド型風力発電機の“顔”となる表情をつくりあげている点は評価に値する。」
日立は、今後も、拡大が見込まれる風力発電システム市場で積極的に事業を展開するとともに、社会インフラを支えるシステムの提供を通じて、低炭素社会の実現に貢献していきます。
グッドデザイン賞は、1957年に創設されたグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。これまで55年以上にわたって、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開され、のべ受賞件数は39,000件以上にのぼります。今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞です。グッドデザイン賞受賞のシンボルである「Gマーク」は、すぐれたデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。
株式会社日立製作所 エネルギーソリューション事業統括本部
新エネルギーソリューション総括本部 風力発電推進部 [担当:萩原]
〒101-8608 東京都千代田区外神田一丁目18番13号
TEL 03-4564-4435 (直通)
以上