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2014年5月15日
2013年10月に続き、バルト地域の人材育成に協力する出張講義を開催
株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)は国立大学法人東京工業大学(学長:三島 良直/以下、東工大)と共同で、バルト地域における原子力分野の人材育成に協力するため、咋年に引き続き5月15 日から2日間の出張講義を、リトアニアの有力大学であるカウナス工科大学で開催します。
今回の講義は、将来バルト地域で必要になる熟練エンジニアの養成を支援するために行われるもので、講師は日立と東工大から派遣します。本講義には同大学で物理学や火力・原子力関連を学ぶ学生を中心に、エストニアやラトビアの大学の研究者なども含め、260名以上が受講の登録をしており、また、講義内容に興味を持つビサギナス原子力発電所プロジェクトのプロジェクト会社であるビサギノ・アトミネ・エレクトリネ(Visagino Atomine Elektrine/以下、VAE)やリトアニアエネルギー研究所(LEI)など、関連研究機関の研究者の参加も見込まれています。昨年10月14日から18日にかけて行われた第1回の出張講義では、当初参加予想人数をはるかに越える200名の受講者があり、大きな反響がありました。
日立と東工大では、出張講義以外にも、カウナス工科大学の関係者と人材育成の方法についてこれまで様々な話し合いを行っています。今年はカウナス工科大学の学生が日本を訪れ、原子力工学の指導を受けたり、福島県でのフィールド研究や、日本の原子力発電所の視察などを行うことが計画されています。
また、日立および日立GEニュークリア・エナジー株式会社(取締役社長:武原 秀俊)は東工大大学院理工学研究科原子核工学専攻(以下、東工大原子核専攻)内に「国際原子力人材育成(日立GEニュークリア・エナジー)寄附講座」を設立し、東工大原子核専攻の学生の国際原子力機関(IAEA)へのインターン派遣、ベトナムやマレーシアへの出張講義を開催してきました。
日立は、今後も、原子力分野において将来必要とされる人材育成に積極的に協力して参ります。
以上