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2014年4月23日
株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)が、丸紅株式会社(代表取締役社長:國分 文也/以下、丸紅)の子会社である大分ソーラーパワー株式会社(代表取締役: 本郷 孝博)より、2012年11月に受注した国内最大規模のメガソーラー発電所「大分ソーラーパワー」が、このたび竣工し、本日、丸紅・大分ソーラーパワー株式会社主催による竣工式が行われました。
今回竣工した「大分ソーラーパワー」は、大分ソーラーパワー株式会社が大分県大分市に新設したもので、発電所の敷地面積は105ヘクタール、発電出力は82MW、年間予想発電電力量は一般家庭約3万世帯分に相当する8,700万kWhです。日立は、本システムの設計・調達・製造・据付・調整を一括して担当しました。発電出力が82MWのメガソーラー発電システムは、国内最大規模となります。
日立は、今後、大分ソーラーパワー株式会社と20年間の長期保守契約を締結しています。保守サービスでは日立のデータセンターを活用した24時間遠隔監視サービスにより、運転情報レポートなどを提供するほか、障害発生時には迅速に対応します。また、通常の監視技術では警報が発生しないレベルの劣化や故障についても、日立の中央研究所が開発した太陽光モジュール故障監視アルゴリズムにより故障検出感度・確度を高めることで検出することが可能となります。
本システムの建設においては、工期遅延を防ぐため、これまで培ってきた大型プラント建設ノウハウを結集した現地工事管理システムを活用しました。本管理システムを用いることで建設に使用する資材や作業工程の管理を厳密に行いました。また、太陽光発電所の基礎工事においては日立として初めて、型枠を設置しないコンクリート連続打設工法(スリップフォーム工法)を採用しました。これにより、少人数で、かつ工期の短縮を実現しました。
本システムには、晴れの日から曇りの日まで幅広い日射状況で高い発電効率を実現する日立の高効率パワーコンディショナー(容量500kW、直流入力最大電圧660V、最大効率98.0%)を使用しています。さらに、待機電力を抑えた効率の高いアモルファス変圧器を組み合わせることで、快晴の日が少ない日本の天候にも対応し、さらなる発電量増加を図っています。
日立はメガソーラー発電システムを構成する重要な機器である、パワーコンディショナー、変圧器、遮断器などから、運転監視・計測システムまで、さまざまな機器・システムを幅広く手掛けています。これらの機器・システム、これまでに蓄積したノウハウから、国内最高水準の効率で信頼性の高いメガソーラー発電システム全体を一括で取り纏めることができます。
日立は、今後も、需要の高まりが見込まれる自然エネルギー関連分野で積極的に事業を展開し、低炭素社会の実現に貢献していきます。
株式会社日立製作所 電力システム社 電機システム事業部
自然エネルギー発電システム本部 太陽光発電推進部 [担当:角田、相河]
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電話 03-4564-4140、4164 (直通)
以上