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2013年11月1日

英国において鉄道車両の生産拠点の建設に着工

  株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)の英国における鉄道システム事業会社である日立レールヨーロッパ社(CEO Alistair Dormer)は、本日新拠点の着工式を行い、建設を開始します。本拠点は英国・北東イングランドのダーラム州ニュートン・エイクリフ(Durham County Newton Aycliffe)に建設され、日立にとって海外で初めての鉄道車両の生産拠点となります。

  日立は2012年7月に英国運輸省(DfT : Department for Transport)の都市間高速鉄道計画(IEP : Intercity Express Programme)につき、日立が出資する特別目的会社「アジリティ・トレインズ(Agility Trains)社」を通じて、契約を締結しました。また、2013年7月には本計画に関する追加受注が内定しています。日立はアジリティ・トレインズ社が提供する車両のリース事業向けに合計866両の車両を提供する予定です。今回建設を開始する新拠点は、IEP向けをはじめとする鉄道車両の生産拠点として運用します。

  新拠点の建設にあたっては、2013年5月に英国の開発業者であるMerchant Place Developments社と正式契約を締結しており、建設費用としては約8,200万ポンドを予定しています。本拠点は2016年の生産開始をめざして建設を進め、1カ月あたり35両の鉄道車両を生産できる能力を保有する予定です。また、研究開発スタッフも含めて約730人を新規に採用する見込みです。

  新拠点は欧州における鉄道システム事業の生産拠点として、今後、英国および欧州において計画されている鉄道プロジェクトについても積極的な受注活動を継続し、鉄道システム事業のグローバル展開を加速していきます。

  なお、着工式には英国政府のヴィンス・ケーブル ビジネス・イノベーション・職業技能省大臣(The Rt Hon Dr Vince Cable MP, Secretary of State for Business, Innovation and Skills)とパトリック・マクロックリン運輸省大臣(The Rt Hon Patrick McLoughlin MP, Secretary of State for Transport)にご出席いただく予定です。

日立レールヨーロッパ社 CEO アリステア・ドーマーの着工式に向けたコメント

  英国の主要な車両メーカーとしての英国および欧州における事業展開に向けて、今回の新拠点の設立は大きな一歩となります。2015年度には、工場の建設が完了する予定です。すでにニュートン・エイクリフの拠点では現地採用を始めており、工場の稼動に向けて雇用を拡大していきます。

以上

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