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2013年7月17日
株式会社日立製作所
学校法人順天堂
タイ王立マヒドン大学
株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西宏明/以下、日立)と学校法人順天堂(理事長 : 小川秀興/以下、順天堂大学)、タイ王立マヒドン大学ラマティボディ病院医学部(Faculty of Medicine, Ramathibodi Hospital, Mahidol University, Thailand/以下、マヒドン大学)は、このたび、医療人材および医療技術交流の活性化を目的に、ヘルスケア分野における連携に関する覚書き(MOU)に調印しました。3者は今後、グローバルな産学連携により、「先端医療技術研究」、「医療人材育成」および「病院運営の効率化」に関する情報交換を進めていきます。
近年タイでは、予防接種の普及により感染症患者が減少する一方、1990年代から癌などによる死亡率が増加傾向にあり、これらの病気の予防・治療に対応する高度な医療人材の育成、拡充、および医療環境の整備が求められています。こうした期待に応えるため、マヒドン大学は、外部機関との人材交流や技術連携を進めることで、医療レベルの向上を図っています。日本においてマヒドン大学は、2011年に順天堂大学と国立がん研究センターとの3者で協定書を締結し、医学教育および研究における連携を推進しています。また、順天堂大学は日立と2012年に産学連携協定を締結し、医療・ヘルスケア分野における先端技術の国内外での早期実現をめざして共同研究に取り組んできました。
このたびの連携によりマヒドン大学は、順天堂大学のもつ高度かつ豊富な医療実績と知見に日立の医用技術を組み合わせることで、さらなる医療レベルの向上を図ることができます。また、順天堂大学は、マヒドン大学との交流活動をさらに促進することで、教育研究の国際化をより一層推し進めることができるとともに、日立は、医療機器関連事業およびヘルスケア分野のソリューション提供をグローバルに展開するための、アジアにおける臨床現場の知見を得ることが期待できます。
今後、日立、順天堂大学、マヒドン大学の3者は、本覚書きに基づいたヘルスケア分野での協業の検討を進め、実行していくことで互いの知見を深めるとともに、今後も他大学や他機関とのグローバルな連携を推進していきます。さらには、日本政府が推進している日本式医療の国際展開やその推進の要でもあるメディカルエクセレンスジャパンとの連携も図りながら、アジアをはじめ世界の医療レベルの向上に貢献していきます。
順天堂大学は、1838年に江戸薬研堀に蘭学医学塾を創設して以来170年以上の歴史を誇り、わが国の西洋医学の源流とされる医学部をはじめ、科学的な視野でスポーツを探求するスポーツ健康科学部や2つの看護学部を有する4学部3研究科からなる健康総合大学・大学院大学です。また、6つの医学部附属病院による、総病床数3,199という日本最大規模の大学附属病院群を配置するとともに、国内外の医療機関と連携した強固なネットワークを形成し、国民の医療ニーズに幅広く対応しています。
マヒドン大学はタイで初めてとなる医学部を併設した大学であり、ラマティボディ病院はマヒドン大学の持つ2つの付属病院の内の一つです。ラマティボティ病院医学部は、タイ政府及びロックフェラー財団からの支援により、1964年に創設されました。創設以来、ラマティボティ病院医学部は、タイ最高峰の医学部の一つとしてタイの国民に医療教育と研究施設を提供しています。
株式会社日立製作所 社会イノベーション・プロジェクト本部
ヘルスケアプロジェクト本部 [担当 : 水谷]
〒101-8608 東京都千代田区外神田一丁目18番13号
電話 03-4564-3163(直通)
学校法人 順天堂 企画調査室 [担当 : 各務]
〒113-8421 東京都文京区本郷二丁目1番1号
電話 03-3813-3111(代表)
以上