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2013年6月20日
第一弾としてブリヤート共和国の送配電網整備を推進
株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西宏明/以下、日立)は、このたび、ロシア連邦の送配電公社であるロシア・グリッド社(代表 : ブダルギン・オレグ)と、電力流通インフラの近代化・安定化に向けた技術協力に合意し、包括協定を締結しました。本包括協定のプロジェクト第一弾として日立は、ロシア・グリッド社と協力して、ロシア連邦を構成する共和国の一つであるブリヤート共和国において、変電所の一括更新、変電施設の省エネ、自然エネルギーによる発電に対応した系統安定化システムの導入など、送配電網の効率・信頼性向上に向けた具体策を検討していきます。なお、本包括協定の調印式は、本日、ロシア連邦ウラジーミル・プーチン大統領の呼び掛けによりサンクトペテルブルクで開催されている「サンクトペテルブルク国際経済フォーラム2013」の会場内において、行われました。
ロシア連邦では、広大な国土をカバーする送変電インフラの近代化が重要施策の一つとされており、旺盛な更新需要が見込まれています。日立は、2012年4月にロシア連邦送電公社*と電力事業分野に関する包括協定を締結しており、ロシア連邦の電力流通インフラ設備の設計、エンジニアリング、据付工事、運転の各プロセスを高度化させる最新の機器やソリューションの導入の可能性について、協議してきました。
今回、日立は、ロシア国内にロシア・グリッド社が構築・運営する広範な送配電網の高効率化、信頼性の向上に寄与する機器やシステムの導入を検討していくため、本包括協定を締結しました。今回の包括協定に基づき日立は、まず、2013年9月を目処に、南シベリヤのバイカル湖の南東部に位置し、交通の要所であるブリヤート共和国における送配電効率の向上にむけた提案を行っていきます。具体的には、最新の機器・システムによる変電所の一括更新、送電時の電力損失の改善とエネルギー・マネジメント・システムの導入による省エネ変電施設や、自然エネルギーに対応した系統安定化システム・蓄電システムの導入などをめざします。
日立は、変電機器、監視制御システム、パワーエレクトロニクスなどの機器から、受変電システムや直流送電システム、系統安定化システム、蓄電システム、超高圧システムなど、機器とITを融合させた電力流通設備をトータルに構築できるシステムインテグレーターです。大規模発電から大口需要家まで、自然エネルギーや蓄電池の大量導入やスマートグリッドなどにも対応した電力流通設備を一貫して提供することが可能です。
今後も、日立は、優れた技術・製品の展開を通じて、日本・ロシア両国の良好な関係構築に貢献していきます。
項目 | 内容 |
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社名 | Open Joint Stock Company Russian Grids (公開株式会社ロシア・グリッド) |
代表者 | Oleg Mikhailovich Budargin, General Director |
本社 | 26 Ulansky lane bldg 1, Moscow, Russian Federation |
設立年月日 | 2008年7月 |
事業内容 | ロシア連邦における電力系統および地域間ネットワークの構築・運営 |
従業員数 | 約189,000人 (2012年末現在) |
資本金 | 約59,322 million rubles (2013年3月末現在) |
株式会社日立製作所
電力システム社 電力流通事業部 事業戦略企画本部 事業企画部 [担当 : 古川]
〒101-8608 東京都千代田区外神田一丁目18番13号
電話 03-4564-9099 (部代表)
以上