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2013年6月5日
インドネシアの製造子会社の生産能力を2倍以上に増強し、グローバル・バリューチェーンを強化
日立パワーシステムズインドネシアの全景(左端が新建屋)
株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西宏明/以下、日立)の電力流通システム事業における製造子会社である日立パワーシステムズインドネシア(取締役社長:安納憲次/以下、HPSI)は、生産能力を増強する工事を完了させ、本日、インドネシア共和国(以下、インドネシア)で初めてとなる500kV級ガス絶縁開閉装置(以下、GIS)の生産を開始しました。本日、HPSIは、生産能力の増設とGISの生産開始を記念して、インドネシア政府関係者、地元の電力会社であるPT.PLN社をはじめ多数ご臨席のもと、式典を挙行しました。
今回の設備投資は、電力システム事業におけるグローバル・バリューチェーンの強化の一環として行うものです。日立では、今後、HPSIを主要な製造拠点一つとして活用し、インドネシアおよび東南アジア諸国連合(以下、ASEAN)、環太平洋地域で急速な市場拡大が見込まれている電力流通システムでの受注拡大を図ります。
インドネシアおよびASEAN、環太平洋地域における人口増加と経済発展に伴い、ガスタービン発電設備や石炭火力発電設備を中心とした基幹電源、風力発電システムや太陽光発電システムを中心とした自然エネルギー発電設備の需要拡大が見込まれています。このため、発電設備の増強に伴う電力送配電網の強化が必要となっています。
HPSIは、1995年に、首都ジャカルタ近郊のイーストジャカルタ・インダストリアルパーク内に設立して以来、ASEAN地域で唯一となる超高圧用電力流通設備の製造会社として実績を積み重ねてきました。今回の設備投資は、超高圧用GIS生産に対応した最新鋭の製造設備を導入して、新しい組立ラインを追加するもので、生産能力は従来の2倍以上になります。日立では、今回の設備投資により、HPSIを主要グローバル拠点の一つと位置づけ、納入先を従来のインドネシア国内向けに加えて、ASEANや環太平洋地域における電力送配電網の強化需要に対応していきます。
日立は、今回のHPSIでの生産能力の増強をはじめ、今後も、インドネシアおよびASEAN、環太平洋地域に、日立の強みである超高圧の電力流通システムを積極的に提案し、グローバルでの受注拡大をめざしてグループを挙げて事業強化に取り組んでいきます。
項目 | 内容 |
---|---|
社名 | 日立パワーシステムズインドネシア PT. Hitachi Power Systems Indonesia |
所在地 | インドネシア共和国ブカシ県西ジャワ州チカラン地区 (1990年に設立のイーストジャカルタ・インダストリアルパーク内に所在) |
設立年月 | 1995年3月 |
代表者 | 安納憲次(取締役社長) |
主な事業内容 | 電力流通設備(GIS*1・GCB*2)の製造 |
資本金 | 16,470kUSドル |
従業員数 | 約400名 |
株主 | 日立製作所99.36%、日立アジア社0.64% |
株式会社日立製作所
電力システム社 電力流通事業部 事業戦略企画本部 事業企画部 [担当 : 古川]
〒101-8608 東京都千代田区外神田一丁目18番13号
電話 03-4564-9099 (部代表)
以上