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2013年6月3日
提案力強化を目的に自社敷地内に1,800kWのメガソーラーを建設
株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、このたび、お客様の持つ未利用地・低利用地への大規模太陽光発電設備(以下、メガソーラー)の関連機器やシステムの提供に加え、資金調達から20年間の運営・保守まで、メガソーラーシステムを一括で提供するソリューション事業を本格的に開始します。また、日立のメガソーラーシステムの品質や信頼性を向上させ、事業性の評価精度を高めるとともに、お客様への提案力の強化を図ることを目的に、茨城県日立市に所有する20,000m2の土地に、1,800kWのメガソーラーを建設します。
太陽光発電システムは、地球温暖化の抑制に向けた再生エネルギーの切り札として期待されています。日本国内においては2012年7月の再生可能エネルギー固定価格買取制度開始以降、市場が大きく伸張しており、2013年2月末までで合計約6GW以上の太陽光発電所が経済産業省より設備認定されています。
メガソーラーの導入にあたっては、お客様が太陽光発電事業者となるため、設備の選定、設計だけでなく、許認可手続きや電力会社との系統連系、さらには資金調達、運営、保守まで、多くの課題を解決していく必要があります。
今回、日立は、これまで蓄積してきたメガソーラー設備のノウハウに加え、日立グループの総合力を活用して、未利用地や低利用地において1MW以上のメガソーラーの建設を検討している自治体・企業・個人向けに、メガソーラーシステムの導入を一括で提供するソリューション事業を本格的に開始します。具体的には、メガソーラー発電システムを構成する重要な機器である、太陽光パネル、高効率パワーコンディショナー、受変電システム、遠隔監視システムなどの関連機器の選定・提供、だけでなく、許認可手続きや電力会社との系統連系、日立キャピタル株式会社などとの連携による資金調達支援、20年間の運営・保守などを一括して提供するものです。
また、日立は、自社でメガソーラーを建設・運用することで、機器の品質や信頼性を向上させるとともに、事業性の評価精度を高め、提案力を強化することを目的に、茨城県日立市に所有する20,000m2の土地に、容量1,800kWのメガソーラーシステムを建設します。本システムでは、晴れの日から曇りの日まで幅広い日射状況でも発電効率を大幅に向上させるため、日立が今春販売を開始した高効率パワーコンディショナー(最大許容電圧1,000V、定格容量660kW、変換効率98.8%)を採用するほか、低負荷時に効率の高いアモルファス変圧器などを使用します。なお、発電した電力は再生可能エネルギー固定価格買取り制度を活用し全量売電する予定です。着工は2013年7月、運転開始は2014年4月を予定しています。
日立はこれまで、大分ソーラーパワー株式会社向け81,500kWメガソーラー設備や、東京電力株式会社向け13,000kWメガソーラー設備をはじめ、多数のメガソーラー設備を一括受注(EPC契約*)しているほか、太陽光発電システムパッケージ「メガキット」や、コスト低減に寄与する高効率パワーコンディショナーを中心とした関連機器、遠隔監視システムなどで豊富な納入実績を有しています。今後も、需要の高まりが見込まれる自然エネルギー関連分野で提案力の強化に取り組み、受注拡大を図っていきます。
株式会社日立製作所 電力システム社 電力営業統括本部 電力営業本部 新エネルギー第一部
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電話 03-4564-5410(直通)
以上