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Hitachi

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2013年5月28日
日立アプライアンス株式会社

コージェネレーションシステム*1の廃温水回収量を増やすことで燃料消費量を大幅に削減

新型吸収式冷凍機 「蒸気焚ジェネリンク・EXJE」シリーズと
「直焚ジェネリンク・EXJE」シリーズを同時発売

[画像]蒸気焚ジェネリンク・EXJE HAU-CW300EXAJE

  日立アプライアンス株式会社(取締役社長:二宮隆典)は、コージェネレーションシステム(以下、CGS)の廃温水を投入することにより、都市ガスまたは蒸気の燃料消費量(冷房時)を大幅に削減する吸収式冷凍機「蒸気焚ジェネリンク・EXJE」シリーズと「直焚ジェネリンク・EXJE」の2シリーズを5月30日から発売します。
  本製品は、熱交換器の性能向上と冷却水フローの最適化を図ることにより、当社従来機に比べ、蒸気焚で約1.59倍*2直焚で約1.80倍*2の廃温水の回収が可能となりました。これにより、主に工場や病院などの空調用熱源機として利用される「蒸気焚ジェネリンク・EXJE」シリーズでは燃料削減率30%*3、ビルなどの空調用熱源機に利用される「直焚ジェネリンク・EXJE」シリーズでは燃料削減率40%*3を達成しています。

*1
コージェネレーションシステム(CGS):燃料を用いて発電する際に発生する廃熱を冷暖房などの用途に利用するエネルギーシステム。
*2
当社従来機(蒸気焚ジェネリンク「HAU-BW/CW-EXAJ」・直焚ジェネリンク「HAU-BGN/CGN-EXAJ」)との比較。
*3
燃料削減率の条件:定格冷房能力100%、定格冷水温度 入口15℃→出口7℃、定格冷却水温度 入口32℃→出口37℃、廃温水温度 入口90℃→出口80℃の標準仕様の場合。

新製品の特長<吸収式冷凍機「蒸気焚ジェネリンク・EXJE」/「直焚ジェネリンク・EXJE」シリーズ>

  1. CGSの廃温水回収量を増やし、燃料消費量を大幅に削減【New】
  2. 暖房時の廃熱活用によりCGSを簡素化(「直焚ジェネリンク・EXJE」シリーズ)【New】

型式および発売日

型式(冷房能力/機種数) 発売時期
蒸気焚ジェネリンク・
EXJEシリーズ
HAU-BW120EXAJE〜1000EXAJE
HAU-CW120EXAJE〜1000EXAJE
(120USRT*4〜1,000USRT/BW,CW 各10機種)*5
2013年5月30日
直焚ジェネリンク・
EXJEシリーズ
HAU-BGN/H120EXAJE〜1000EXAJE
HAU-CGN/H120EXAJE〜1000EXAJE
(120USRT〜1,000USRT/BGN,BGH,CGN,CGH 各10機種)*5
*4
1USRT(冷凍トン):0℃、1トンの水を24時間で0℃、1トンの氷にするため取り去る熱量のこと。一般に米国冷凍トンが使用される。1米国冷凍トン=3,024kcal/h=3.516Kw。
*5
"B"は、ヘビーロード対応。"C"は、ヘビーロード対応+溶液・冷媒ポンプメンテナンスバルブ、バックアップ用抽気ポンプ付。"W"は、蒸気焚。"G"は、ガス焚。"N"は標準暖房型。"H"は、暖房能力増加型。

[図上]図1 蒸気焚ジェネリンク・EXJEシリーズを使用したCGS例、[図下]図2 直焚ジェネリンク・EXJEシリーズを使用したCGS例

需要動向と開発の背景

  電力の安定的な確保を目的としたCGS導入が進む中、発電容量がより大容量化する傾向にあります。これに伴い多くの廃熱(温水・蒸気など)が発生することから、これらを有効に活用する機器が求められています。
  そこで当社は、より多くの廃温水を回収し、CGSに投入することで燃料消費量を大幅に削減できる製品を開発しました。

取扱事業部・照会先

日立アプライアンス株式会社 空調事業部 大型冷熱本部 営業技術部 [担当:三善]
〒105-0022 東京都港区海岸一丁目16番1号 ニューピア竹芝サウスタワー
電話 : 03-6403-4500(ダイヤルイン)

以上

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