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2013年4月17日
株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、ITシステムに不可欠なバッチ処理*1を高速化するソリューションとして、「かんたんHadoopソリューション for バッチ処理(Asakusa Framework & JP1)」を、4月18日から販売開始します。本ソリューションは、高集積のエントリーブレードサーバ「HA8000-bd/BD10」(以下、「HA8000-bd」)と統合システム運用管理「JP1」、効率的なデータの分散処理を実現するHadoop*2、Hadoopを活用したバッチ処理プログラムを効率的に開発するためのフレームワーク(ソフトウェアツール群)である「Asakusa Framework」を組み合わせて提供するものです。本ソリューションによって、バッチ処理の大幅な高速化*3を迅速かつ容易に実現し、経営判断などに必要なデータのより高い精度での迅速な把握と利活用、さらには業務プロセスの短縮化を支援します。
バッチ処理は、企業の日々の売上データの集計や会計処理など、ITシステムに不可欠なデータ処理方式として幅広く用いられています。近年は、データ量の増加や処理ロジックの複雑化に伴って、所定時間内に処理が完了せず、システム全体の運用に影響を及ぼす事態が一部で発生しており、バッチ処理の高速化が大きな課題となっています。また、従来月次のバッチ処理で集計しているデータを日次で集計できるようにするといった形で、より精度の高いデータを迅速に把握、分析し、経営判断や業務改善に利活用するニーズが増加しており、投資規模を抑えた形で、データ処理の高速化を実現できる技術の一つとして、オープンソースの分散処理ソフトウェアであるHadoopへの関心が高まっています。しかしながら、Hadoopを活用したシステムの構築、運用には専門的な知識や技術が求められることから、容易にデータ処理の高速化を実現できるソリューションが求められていました。
日立は、2010年7月に、高集積のエントリーブレードサーバ「HA8000-bd」を製品化しました。多数のサーバブレードを用いた分散処理に適し、システム規模に合わせた拡張性にも優れていることから、Hadoopを活用した分散処理システムの基盤として多くの採用実績を重ねてきました。2012年5月には、Webサイトのアクセスログ解析ソリューションとして、「かんたんHadoopソリューション for ログ解析(QlikView & JP1)」の提供を開始したほか、株式会社日立ソリューションズが、2011年11月に、株式会社ノーチラス・テクノロジーズと「Asakusa Framework」に関して提携し、2012年10月には、Hadoopの商用ディストリビューション*4である「Cloudera Enterprise/CDH(Cloudera's Distribution including Apache Hadoop)」について、Cloudera, Inc.と販売代理店契約を締結するなど、Hadoopの活用に向けたソリューションを日立グループとして強化してきました。
今回販売開始する「かんたんHadoopソリューション for バッチ処理(Asakusa Framework & JP1)」は、Hadoopに適した高集積ブレードサーバである「HA8000-bd」に、Hadoopを活用したシステム構築においてでニーズの高い「Cloudera Enterprise/CDH」、「Asakusa Framework」、「JP1」をプレインストールし、初期設定を行い、提供する業界初*5のソリューションです。本ソリューションで採用しているソフトウェアは、オープンソースであるHadoopや「Asakusa Framework」を含め、すべて日立グループがサポートサービス(有償)を提供し、導入から運用までをトータルで支援します。本ソリューションによって、Hadoopに関する詳細な知識や技術のないユーザーでも、迅速かつ容易に、高速なバッチ処理が行えるシステムを構築することが可能になり、ITシステム運用の安定化を実現するとともに、経営判断などに必要なデータのより高い精度での迅速な把握と利活用、さらには業務プロセスの短縮化を支援します。
なお、本ソリューションについて、2013年5月8日〜10日に東京ビッグサイトで開催される「クラウドコンピューティングExpo」にて紹介します。
株式会社ノーチラス・テクノロジーズ 代表取締役社長 神林 飛志
株式会社ノーチラス・テクノロジーズは、日立製作所の新ソリューション「かんたんHadoopソリューション for バッチ処理(Asakusa Framework & JP1)」の発売を歓迎します。Hadoopによる分散処理システムのインフラの導入、運用は、難易度が高いことが課題になっております。そこで、サーバ台数が多くなるHadoopのシステム管理を効率化する為の高集積サーバ「HA8000-bd」と、統合システム運用管理として実績豊富な「JP1」とにより、運用の効率が大幅に上がることを期待しています。当社は、今後もエンドユーザー様へのよりよいソリューションの提供を図ってまいります。
ソリューション名 | 主な構成要素 | 価格 | 出荷開始 時期 |
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かんたん Hadoop ソリューション for バッチ処理 (Asakusa Framework & JP1) |
サーバ |
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導入時のサーバ・ ソフトウェア・ サービス 6,772,500円〜 (税抜6,450,000円〜)*6 |
2013年 4月26日 |
ソフトウェア |
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サービス |
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5,431,860円/年〜 (税抜5,173,200円/年〜) |
電話 | 0120-2580-12 (利用時間 9:00〜12:00、13:00〜17:00(土・日・祝日を除く)) |
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以上