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みちのく銀行「新営業店システム」の稼働開始について
日立の統合チャネルソリューション「FREIA21+」で実現
株式会社みちのく銀行(頭取 杉本 康雄/以下、みちのく銀行)は、4月8日から新営業店システム*1の稼働を開始いたしました。
本システムは、株式会社日立製作所(執行役社長 中西 宏明/以下、日立)の統合チャネルソリューション「FREIA21+」*2(フレイア21プラス/以下、「FREIA21+」)にて構築いたしました。基幹系システムを共同化している株式会社山陰合同銀行様の新営業店システム(2012年11月稼働)と仕様を共通化することで、開発コストの低減や事務共通化による事務負担の軽減を図っております。
みちのく銀行は、昨年4月からスタートした第三次中期経営計画の中で、「地域密着型金融の実践(コンサルティング機能の強化)〜全員営業態勢の確立〜」を最大のテーマに、重点戦略のひとつとして「窓口業務革新」を掲げ、「窓口営業力の強化」をめざしております。
今回の新営業店システムの導入により、窓口を事務処理の場からセールスの場へ転換するとともに、事務効率化によるサービス品質・利便性の向上と営業態勢強化を図ってまいります。また、営業店の窓口受付業務における改善に加え、後方事務の本部集中化の推進が図られることから、後方事務担当職員100名程度を営業推進部門へ再配置し、お客さまへの提案力をさらに高めていく予定です。
今後もみちのく銀行は、地域の一員として、存在感のある金融サービス業をめざし、お客さまと地域社会の幸福と発展のために貢献してまいります。
なお、日立は、「FREIA21+」や他ソリューションを通じて、金融機関の事務処理削減をはじめ、ATMやインターネットバンキングなどの各種チャネルを活用したセールス活動支援、指静脈認証などによるセキュリティ強化など、金融機関向けのさまざまなソリューションを今後も提供してまいります。
- *1
- 本システムは2013年4月から2013年9月にかけて、全営業店に順次導入予定
- *2
- FREIA21+ : Financial Retailing Delivery System of Information-Advance21+
新営業店システムの主な特徴
1.窓口受付業務における改善
- (1) One to One 機能(お客さま情報自動表示機能)の活用
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窓口で各種手続を行う際、お取引情報などを窓口端末画面に自動的に表示することができます。これにより職員はお客さま一人ひとりに適した商品やサービスを迅速にご提案できるようになり、これまで以上にきめ細やかな対応が可能となります。
- (2) 申込書等の帳票の改定
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お客さまに記入していただく申込書等の帳票類について、ユニバーサルデザイン*3のコンセプトに基づいた配色(カラーユニバーサル)や字体(ユニバーサルフォント)を採用し、お客さまにとって見やすく記入しやすいデザインに改定します。
また、OCR*4対応帳票を大幅に増やし、職員のオペレーションをサポートすることで入力ミスを未然防止します。
- (3) 認証BOX導入によるセキュリティ強化
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なりすましなどによる預金口座の不正利用を防止するため、指静脈情報や暗証番号を使って本人認証をするシステムを導入します。また、本システムを活用することにより、印鑑を使わずに、お取引や各種お手続ができるよう検討していきます。
- (4) 本人確認記録書のシステム化
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本人確認記録書をシステム化しペーパーレス化することで、職員による書類管理負担を削減します。
また、運転免許証などの本人確認書類を窓口端末のスキャナで読込みすることで、職員の立ち歩きを少なくして、本人確認記録書の作成作業をサポートするとともに、本人確認記録書の検索作業を容易にします。
- (5) 出納事務および締上事務*5の効率化
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窓口端末とオープン出納とのオンライン連携により、現金処理の効率化が図られるほか、金額入力相違等のミス防止にも繋がり、出納事務の堅確化を図ることができます。
また、振替突合機能の導入や現金有高照合用帳票の自動作成などにより、締上事務においても効率化を図ることができます。
2.後方事務の本部集中化の推進
- (1) 為替受信票処理の集中化
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振込について、振込不能に対する為替受信票処理や、振込依頼人からの訂正・組戻依頼*6への対応などを「為替受信センター」(新設/4月8日運用開始)に集約することで、営業店の事務負担を軽減します。
さらに、為替受信センターでは受信票をペーパーレス化し、伝票管理負担とコストを削減します。
- (2) 為替集中システムにおける操作性の向上と機能拡張
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為替発信処理を集中処理している為替集中システムを刷新し、大量の振込発信処理を可能とします。
また、登録文言ワンタッチ入力(簡単入力キー)*7機能を導入するなど操作性向上を図り、オペレーションに要する処理時間の短縮が図られます。
- *3
- 年齢、性別、身体の状況などに拘わらず多くの人が利用しやすいよう配慮された設計のこと
- *4
- OCR(Optical Character Reader)
光学的文字読取装置。印刷あるいは手書きされた文字の形を感光素子を用いて電気信号に変えることによって、自動的に文字を識別する装置
- *5
- 毎営業日の窓口終了後に、現金受払とオンライン記帳が正確に処理されていることを確認し勘定取引を確定する作業
- *6
- 受付した振込を振込依頼人の都合により取り下げること
- *7
- 登録文言ワンタッチ入力(簡単入力キー)
「ゴホンニン」や取扱いの多い金融機関名、季節性のある振込先を予め登録しておくことで、ワンタッチキーによる入力を可能とした機能で、使用頻度の高い文言の入力負荷を軽減することが可能
関連情報
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お問い合わせ先
株式会社みちのく銀行 事務統括部 [担当:葛西、高谷]
〒030-0821 青森県青森市勝田一丁目3番1号
TEL : 017-774-1122 (ダイヤルイン)
株式会社日立製作所 情報・通信システム社 金融システム営業統括本部 [担当:川本]
〒100-8220 東京都千代田区丸の内一丁目6番1号
以上