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2013年3月27日
株式会社日立製作所
日立(中国)有限公司
2013年3月23日から25日にかけ、中国国務院発展研究中心(Development Research Center of the State Council)主催の「中国発展ハイレベルフォーラム2013」が、北京市の釣魚台国賓館で開催され、株式会社日立製作所(以下、日立)執行役社長中西宏明が出席し、講演を行いました。
本フォーラムは、グローバル企業と中国政府との対話・交流により、中国が直面している課題の解決に寄与することを目的に2000年から始まり、今年で13回目の開催となります。フォーラムには、中国政府のほか、グローバル企業のリーダーや著名な学者などが出席し、中国の次代の発展に関し意見交換を行います。
今回は、「中国 : 改革開放と小康社会*1の全面的実現」をテーマとして、中国が抱える経済、社会ならびに環境分野における課題について、政府や研究機関、企業の代表者による意見交換が行われました。また、中国政府幹部による講演に加え、中西も「発展途上国の都市化」をテーマとした分科会において講演を行いました。中西は、日本の高度経済成長の歩みの経験を基に、持続可能な発展と都市化を実現するために重要な視点について説明し、(1)公共交通を中心とした都市開発、移動とエネルギー、環境の最適化、(2)都市運営への住民の参加促進とともに、データの収集・分析を通じた最適な都市運営の実現、(3)医療、教育、行政サービスなどの整備の必要性の3点から日本および日立の成功事例を紹介しました。
また本フォーラムでは、中国国務院発展研究中心が選定した「科学、イノベーションと発展」、「スマートシティ : 都市化、社会インフラと交通」、「人口と高齢化」などの6つのテーマに対し、参加したグローバル企業の各社からの意見聴取と提案募集が行われ、日立は、社会の更なる発展に向けた科学イノベーションと都市化について中国政府に提案を行いました。
今後も日立は、中国政府が進める次代の更なる発展に向けた中国型都市化(中国語 : 城鎮化)に、事業を通じ貢献し、中国の発展に寄与していきます。
中国発展ハイレベルフォーラムは中国国務院のメンバーが世界のビジネスリーダー、国際機関、学識経験者と中国の発展戦略、経済、社会政策について意見交換をする場として設立された、中国で最も有名なフォーラムです。本フォーラムでは、経済担当の副首相のほか、国務院メンバーが中央政府の直面している課題、政策の概要を説明し、新たな発展のための目標を報告します。また、海外からの出席者や研究者が中国の政策決定者と面会し、戦略の方向付け、政策に関する議論に参加するというユニークな機会でもあります。なお、本フォーラムには歴代の中国首相が出席し、参加者と会見しています。
中国は日立グループの最も重要な市場のひとつであり、154のグループ企業と、約42,000人の従業員を擁しています(2012年3月末現在)。中国における日立グループの2011年度の売上高は、10,734億円で、日立グループ全世界売上高の約11%を占めています。 日立グループは、中国において、情報・通信システム、電力システム、社会・産業システムなど幅広い分野で事業を展開しています。今後は、「社会イノベーション事業」を通じ、中国の資源循環・低炭素経済に貢献していきます。
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