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2012年12月20日
株式会社群馬銀行
株式会社日立製作所
日本オラクル株式会社
株式会社群馬銀行(取締役頭取:齋藤 一雄/以下、群馬銀行)は、このたび、お客さまへのサービスの質の向上による競争力強化など、経営戦略の高度化を図るため、行内の情報系システムを刷新します。新システムは、2013年1月4日から稼働を開始します。
新システムの構築にあたっては、株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)が情報系システムの基盤となるシステムインフラの提供・構築を担当し、日本オラクル株式会社(代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)が提供するデータベース関連製品を活用して、将来のシステム拡張にも柔軟に対応できるシステム構成を実現しました。
情報系システムは、データの収集・管理、及び供給という役割を一括して担うことで、行内で保有している情報の利活用を促進する「業務のインフラ」となるシステムです。
今回、群馬銀行では、行内各部門での情報の利活用をより効率化するため、新たに統合データベースを構築し、行内で多様化するデータを一元管理するとともに、情報活用ツールとしてオラクルのビジネス・インテリジェンス製品「Oracle BI(Business Intelligence) *1」を導入しました。これにより、必要なときに必要な情報を行員自身で自由に検索、入手し、分析することが可能となります。群馬銀行は、今後、効率的なデータ分析によりお客さまに最適な提案を実施していくほか、モニタリング精度向上による内部管理強化、報告資料や管理資料作成などの業務効率化を実現し、経営戦略の高度化を図ります。
銀行業務の多様化に伴い、業務データが増大しシステムが複雑化していたことにより、これまでは、必要なデータ取得作業に多大な時間と労力がかかっていました。
今回、統合データベースを構築することで、分散していたデータを整理し、一元管理を図ります。また、新たにBIツール「Oracle BI」を導入することで、行員は自分自身で必要に応じ、さまざまな切り口でデータを検索し、分析することが可能となります。検索設定の保存や分析機能、表計算ソフトへの出力機能などを活用し、データ収集の簡易化・迅速化を図ることで、従来約1週間かかっていたデータ取得時間を30分程度まで短縮するなど、データ分析における労力を最小限にし、効率的な情報利活用をめざします。合わせてデータの保有期間も、従来の1ヵ月分から最大10年間分へと大幅に拡充することで、長期間でのトレンド分析を可能とし、マーケティング分析の精度向上を実現します。
今後も、群馬銀行は「サービスの質の向上」による競争力の強化を経営課題と認識し、中期経営計画でめざしている「営業力の強化」、「人材の育成と活性化」、「経営体質の強化」に努めていきます。
日立は今後も、業務の効率化や柔軟な環境構築を含めたシステムソリューションをトータルに提案し、金融機関の顧客サービス向上やセールス活動を支援していきます。
新システムは、高性能・高信頼性と柔軟な拡張性を備えたプラットフォームを活用して構築しました。大規模なデータベース環境には、高速処理を実現するエンタープライズサーバ「EP8000」と、高速系切替を実現するUNIX環境専用の系切替ソフト「HAモニタ」の組み合わせにより高い信頼性を確保しました。大量データを格納するストレージには高い信頼性と容量拡張性に優れたストレージの「Hitachi Universal Storage Platform V」を採用し、安定したシステム稼働を実現しています。アプリケーションサーバには、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」のハイエンドモデル「BS2000」を活用し、快適なアプリケーション利用環境を実現しています。
株式会社群馬銀行 システム部 [担当:竹渕]
〒371-0841 群馬県前橋市石倉町854-2
TEL : 027-254-8202(ダイヤルイン)
株式会社日立製作所
情報・通信システム社 金融システム営業統括本部 [担当:小清水]
〒100-8220 東京都千代田区丸の内一丁目6番1号
以上