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Hitachi

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2012年12月18日

エンタープライズサーバ「EP8000シリーズ」に
最新のPOWER7+™プロセッサー搭載モデルを追加し、販売開始

[画像]「EP8000 780」、「EP8000 770」

  株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、このたび、高性能・高信頼なシステム向けのUNIXサーバであるエンタープライズサーバ「EP8000シリーズ」において、最新のPOWER7+™プロセッサーを搭載し、従来モデル比*1で最大約1.2倍のトランザクション処理性能*2を実現するとともに、メモリ仮想化機能などを強化した新モデルを12月20日から販売開始します。

*1
「EP8000 780」および「EP8000 770」における、2010年9月に販売開始したPOWER7®プロセッサー搭載の従来モデルと、POWER7+™プロセッサー搭載の新モデルの比較。
*2
トランザクション処理性能 : 関連する複数の処理を一つの処理単位にまとめて管理する処理方式であるトランザクション処理の性能のことで、プロセッサー性能だけでなく、システム全体の性能を評価するための指標。

  「EP8000シリーズ」は、メインフレームクラスの信頼性と可用性を備え、オペレーティングシステムに最新のAIX® V7.1をサポートしたUNIXサーバで、金融機関をはじめとする企業の基幹業務システムや、電力、交通などの社会インフラシステムにおいて、多くの実績があります。

  日立は、今回、「EP8000シリーズ」のハイエンドサーバ「EP8000 780」およびミッドレンジサーバ「EP8000 770」において、最新のPOWER7+™プロセッサーを搭載し、従来モデル比*1で最大約1.2倍のトランザクション処理性能を実現するとともに、メモリ上のデータを圧縮することで、搭載している物理的なメモリ容量以上に利用可能な容量を拡張できるメモリ仮想化機能「Active Memory Expansion」をサポートするなど、「EP8000シリーズ」の特長である仮想化機能をさらに強化しました。

  日立は、今後も、独自の高速系切替機能*3や日立のストレージシステムとの連携機能などにより、高信頼なシステム構築を実現するとともに、統合システム運用管理「JP1」をはじめとする日立オープンミドルウェアとの連携や、AIX®予防保守パッチ提供サービスなどの高信頼なサポートサービス「日立サポート360」の提供により、企業の基幹業務や社会インフラの安定稼働を支援していきます。

*3
高速系切替機能 : サーバに障害が発生した場合に、現用系から待機系のサーバへの切り替えを迅速に実現する機能。

新製品の特長

1. POWER7+™プロセッサー搭載により、従来モデル比*1で最大約1.2倍の処理性能を実現

  「EP8000シリーズ」のラインアップに、POWER7+™(4.4GHz)を最大64way*4まで搭載可能なハイエンドサーバ「EP8000 780」と、POWER7+™(3.8GHz)を最大64wayまで搭載可能なミッドレンジサーバ「EP8000 770」を追加しました。POWER7+™プロセッサーは、従来のPOWER7®プロセッサーに比べ、周波数の向上や、プロセッサー内蔵のオンチップL3キャッシュメモリの容量拡大などにより、処理性能の向上を実現しています。これにより、「EP8000 780」、「EP8000 770」は、POWER7®プロセッサーを搭載した従来モデル比*1で、定格消費電力を増加させることなく、トランザクション処理性能をそれぞれ最大約1.2倍に向上しています。また、メモリは最大4,096GB、PCIスロット*5は最大184本と、優れた拡張性を有しており、データベースやオンライントランザクション処理システムなど、中・大規模の基幹業務システムに、さらに適した性能を実現しています。

*4
way : プロセッサーのコア数。
*5
PCI(Peripheral Component Interconnect)スロット : コンピュータ内のデータ伝送路であるPCIカードを搭載する差し込み口。

2. 仮想化機能の強化

  メモリ上のデータを圧縮することで、搭載している物理的なメモリ容量以上に利用可能な容量を拡張できるメモリ仮想化機能「Active Memory Expansion」をサポートしました。本機能には、専用のハードウェアアクセラレーターを使用するため、プロセッサーの処理能力を損なうことがなく、また、高速にメモリ上のデータの圧縮/解凍を行うことで、サーバに搭載するメモリ容量を削減可能で、コスト低減に貢献します。
  また、「EP8000シリーズ」の特長である、プロセッサーやメモリなどのリソースのきめ細かな分割を実現する仮想化機能「マイクロパーティショニング」において、1wayあたりの仮想サーバ数を従来モデル比*1で2倍となる20LPAR*6に拡大しました。これによって、一定のリソースで、より多くの処理を行うことを可能にし、サーバの集約・統合を加速します。
  さらに、プロセッサーとメモリの連携度を監視して、最適なパフォーマンスを得られるように仮想サーバのメモリ配置を自動調整する機能「Dynamic Platform Optimizer」を新たにサポートしました。本機能は、マイクロパーティショニングを使用して多数のサーバを集約した仮想化環境において、特に有効となります。

*6
LPAR(Logical PARtitioning/Logical PARtition) : ハードウェア(サーバなど)がもつリソース(プロセッサー、メモリなど)を論理的に複数の区画に分割して割り当てる方式(Logical PARtitioning)、または、その割り当てられた区画(Logical PARtition)。

新製品の概要

モデル 形状 プロセッサー
(周波数)
最大プロセッサー数
(way)
メモリ容量
EP8000 780 ラックマウント POWER7+™(4.42GHz) 64 32〜4,096GB
EP8000 770 ラックマウント POWER7+™(3.8GHz) 64 32〜4,096GB

新製品の価格と出荷時期

モデル 価格 出荷時期
EP8000 780 32,126,850円〜(税抜30,597,000円〜) 2013年1月31日  
EP8000 770 18,827,970円〜(税抜17,931,400円〜)

他社商標注記

  • AIX、POWER7、POWER7+は米国およびその他の国におけるInternational Business Machines Corporationの登録商標または商標です。
  • UNIXは、The Open Groupの米国ならびに他の国における登録商標です。
  • その他、記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

関連情報

お問い合わせ先

HCAセンター
電話0120-2580-12
(利用時間 9:00〜12:00、13:00〜17:00(土・日・祝日を除く))

以上

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