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2012年11月8日
導入コストの低減と大容量を実現し、
フラッシュモジュールを活用した大規模なシステムの導入や容量設計・運用を容易化
株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、エンタープライズディスクアレイシステム「Hitachi Virtual Storage Platform」(以下、VSP)向けの高速なデータ処理を可能にするフラッシュモジュールとして「Hitachi Accelerated Flash(日立アクセラレーティッドフラッシュ)」を製品化し、本日から全世界で販売開始します。本製品は、日立独自開発のフラッシュメモリコントローラの搭載などにより導入コストの低減と大容量を実現し、フラッシュモジュールを活用した大規模なシステムの導入や、容量設計・運用を容易にします。また、あわせて高い処理性能を実現し、さらなるデータの高速処理を可能とします。
企業などが新たな事業分野や事業領域へグローバルに成長していく上で、ITシステムには、さまざまな拠点や事業領域から発生するデータを迅速に活用し、新たな価値創出を生み出す役割が期待されています。そのような中、HDD(ハードディスクドライブ)に比べデータアクセスが高速なSSD(ソリッドステートドライブ)などフラッシュ媒体への関心は高まっています。一方で、導入にかかるコストが高いことから、オンライントランザクション処理やERP*1など基幹系システムの性能向上を目的としたサーバのキャッシュやストレージの階層管理機能*2と連携した限定的な利用が依然として一般的であり、ストレージの主要な記録媒体としての利用には制限がありました。
このような背景のもと、VSP向けに製品化した「Hitachi Accelerated Flash」は、日立独自開発のフラッシュメモリコントローラの搭載などにより、一般的なフラッシュ媒体*3と比べ容量あたりの導入コストを半減するとともに、4倍となる1.6TBの大容量を実現しています。導入コストの低減により、ストレージの記録媒体としての大規模な導入が容易になります。また、本モジュールを各業務システム間で共有して利用できるため、従来、業務システムを構築・追加するたびに必要であった詳細な容量設計を簡素化し、システム運用も容易にします。さらに、一般的なフラッシュ媒体と比べ、約4倍の処理性能を実現し、さらなるデータの高速処理が可能です。加えて、定期的にフラッシュメモリの状態をチェックし、故障を予見する機能により、未然にデータの損失を防ぐことができ、高い信頼性を実現します。
日立は今後も、フラッシュ媒体を活用したストレージソリューションの製品開発、展開をさらに強化していくことで、企業などの情報活用を支援し、新たな価値創出に貢献していきます。
日立独自開発のフラッシュメモリコントローラの搭載などにより、一般的なフラッシュ媒体と比べ容量あたりの導入コストを半減するとともに、4倍となる1.6TBの大容量を実現しました。また、VSP1台あたり最大192モジュールを搭載でき、307.2TBまで容量を拡張できます。
導入コストの低減により、ストレージの記録媒体としての大規模な導入を容易にするほか、本モジュールを各業務システム間で共有して利用できるため、従来業務システムを追加するたびに必要であった詳細な容量設計を簡素化し、システム運用を容易にします。
データ書き込み処理を効率化する技術を適用することで、一般的なフラッシュ媒体と比べ約4倍となる高い処理性能を実現し、さらなるデータの高速処理を可能とします。長期間にわたり安定して高い処理性能を提供することで、企業などによるデータの迅速活用とそれに伴う価値創出を継続的に支援します。加えて、2012年8月から提供を開始したフラッシュ媒体への高速アクセスを可能とするVSP用ソフトウェアである「Flash acceleration(フラッシュアクセラレーション)」と組み合わせて利用することで、さらなる処理の高速化が可能です。
定期的にフラッシュメモリの状態を確認する定期データチェック機能と、チェック結果からデータ故障の予兆を予見し、故障が発生する前に自動でデータを回復する機能を実装しています。これにより、未然にデータの損失を防ぐことができ、高い信頼性を実現します。
名称 | 概要 | 価格(税込) | 出荷時期 |
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Hitachi Accelerated Flash | VSP向けフラッシュモジュール | 1,680万円*4 | 2012年 12月3日 |
株式会社日立製作所 情報・通信システム社 ITプラットフォーム事業本部
事業統括本部 企画本部 [担当 : 鋤柄(すきがら)]
〒244-0817 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292
電話 : 045-862-8958(ダイヤルイン)
以上