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2012年10月17日

日立製作所日立総合病院の救命救急センターが完成

[画像]日立総合病院 救命救急センター

  株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)が、日立総合病院(院長 : 奥村 稔)に2011年7月より建設してきた救命救急センターが、このたび完成しました。10月17日に竣工式を実施し、10月20日17時から運用を開始します。救命救急センターの建設は茨城県北部地域の救急医療体制を強化するために進めてきたもので、茨城県北部地域における救命救急センターの整備は初めてです。
  今後、重篤な救急患者を年間を通じて24時間体制で受け入れ、高度な医療を総合的に提供していきます。

  救命救急センターの特長は、以下の通りです。

(1) 3.0テスラ*1のMRIの導入
  1階に新たに3.0テスラのMRIを導入します。現在、日立総合病院には1.5テスラのMRIが1台ありますが、今後は2台での運用体制となります。救命救急センターとしての救急患者の迅速な検査はもちろんのこと、これまでは休診日のみ実施していた脳ドック検診*2についても、平日の実施が可能となります。
(2) 救急外来エリアと処置エリアの設置
  2階には、救急外来エリアと処置エリアを設置しており、その入口は3台の救急車の同時接続が可能です。救急外来エリアには複数の診察室を整備し、処置エリアには、通常の処置室の他に、緊急手術が可能な多目的処置室を設置しています。さらに処置エリアには、CT室およびX線室も併設していることから、処置から検査までを同じエリアで対応することができます。また、既存棟の同階にある手術室や心臓カテーテル室とも接続しており、救急患者の迅速な搬送と処置が可能です。入口脇には汚染処置室もあり、除染の必要な救急患者も受け入れることができるという特徴もあります。
(3) 集中治療室の拡充
  3階の集中治療室(ICU)フロアには16床のベッドがあり、内5床は個室です。さらに個室のうち3室は、室内の空気が外部に流出しない陰圧状態と、室外の空気の侵入を防ぐ陽圧状態に気圧を切り替えることのできる機能を整備しています。
(4) 産科病棟エリアの充実
  4階には、産科の分娩室と陣痛室、個室を整備します。木目調で穏やか、温かな雰囲気の個室となっており、その奥にはプライベート空間を配置したことで、お母さんと赤ちゃん、ご家族とのコミュニケーションを重視したレイアウトとなっています。より一層、安心してお産ができる環境の整備をめざします。
*1
テスラ : 磁力の単位。数字が大きいほど磁力が強く、MRIにおいては解像度の高い画像を作り出すことが出来る。
*2
平日の脳ドックは、2012年11月26日(月)から開始予定。

救命救急センター概要

所在地 茨城県日立市城南町2-1-1
敷地面積 約2,000m2
延床面積 8,007m2
建物構造 鉄筋コンクリート造(耐震構造)
着工 2011年7月
竣工 2012年10月
建物規模 6階建て
6階 : 医師の24時間待機エリア
5階 : 医療機器の集中管理エリア
4階 : 産科個室を備えた産科病棟エリア
3階 : 救急病棟エリア
2階 : 救急車専用搬入路、救急外来エリア
1階 : MRI、内視鏡などの検査エリア(3.0テスラ)

お問い合わせ先

株式会社日立製作所日立総合病院 総務グループ [担当 : 岩本、上田]
〒317-0077 茨城県日立市城南町二丁目1番1号
電話 0294-23-8332(直通)

以上

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