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Hitachi

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2012年10月11日

バックアップ用途向けファイルストレージ「Hitachi Capacity Optimization」を強化

性能やコストなどの要件に応じ3種類の重複排除モードから適した方式を選択可能とし、
効率的なバックアップを実現

  株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、このたび、データ圧縮機能や同一内容のデータを検出して削除する重複排除機能を持つバックアップ用途向けファイルストレージ「Hitachi Capacity Optimization(日立キャパシティオプティマイゼーション)」を強化し、本日から販売を開始します。具体的には、ファイルデータのバックアップに求める性能、コストなどの要件に適した方式を、新たに3種類の重複排除モードから自由に選択可能とし、より効率的なバックアップを実現します。

  近年、業務などで発生する膨大かつ多様なデータを収集・分析し、新サービスの創出や業務改革に取り組む動きが活発になっています。それに伴い、災害時におけるデータ損失の防止などを目的に幅広い業種や規模の企業などでバックアップシステムの見直しが進んでおり、バックアップに求められる性能やコストなどの要件は多様化しています。
  このような背景のもと、日立はこのたび、「Hitachi Capacity Optimization」において、重複排除処理の方式として、従来から提供している高速なバックアップが可能なポストプロセスモードに加え、新たに、コストを抑えながらバックアップを実現できるインラインモードと、両モードを最適に組み合わせることで性能とコストのバランスを実現できるハイブリッドモードを追加するなどの製品強化を行いました。3種類の重複排除モードからユーザーの求める要件に適した方式を選択可能とすることで、効率的なバックアップを実現します。

今回強化した「Hitachi Capacity Optimization」の特長

1. 3種類の重複排除モードを提供し、性能やコストなどの要件にきめ細かく対応

  従来は、すべてのデータをハードディスクドライブ(HDD)へ書き込んだ後に重複排除処理を行うポストプロセスモードのみを提供していましたが、今回、HDDへのデータ書き込みと同時に重複排除処理を行うインラインモードと、両モードを組み合わせて重複排除処理を行うハイブリッドモードを追加しました。ユーザは、3種類のモードから求める要件に適した方法を選択可能となります。

(1)ポストプロセスモード
すべてのデータをHDDへ書き込んだ後に重複排除処理を行うことで短時間でバックアップ処理を完了できるため、夜間のバッチ処理などで大量のデータを一括で重複排除するユーザーや、バックアップ性能を重視するユーザーに適しています。
(2)インラインモード (今回追加)
HDDへのデータ書き込みと同時に重複排除処理を行うため、ポストプロセスモードに比べバックアップ処理に時間がかかる一方、用意するHDD容量が抑えられるため、コストを抑えながらバックアップを実現したいユーザーに適しています。
(3)ハイブリッドモード (今回追加)
データのバックアップに必要となる処理性能や重複排除効率を分析し、その特性にあわせ、ポストプロセス処理とインライン処理を最適に組み合わせて重複排除できるため、性能とコストのバランスのよいバックアップを実現したいユーザーに適しています。

2. 基本性能の向上などにより、バックアップにかかる時間を最大4割削減

  最新プロセッサーの採用による基本性能の向上や、データ圧縮によりHDDへの書き込みや重複排除対象となるデータ量自体を削減することで、現行モデル*1に比べ、バックアップにかかる時間を最大で4割削減することができます。

*1
2012年4月25日発表の「Hitachi Capacity Optimization 230」と、今回強化した同モデルとの比較

3. リモートレプリケーション機能を強化し、複数サイトへのバックアップ運用を効率化

  「Hitachi Capacity Optimization」内のデータを、遠隔サイトに設置した同ストレージへ複製するリモートレプリケーション機能*2を強化しました。従来は1台同士でのデータ複製のみに対応していましたが、今回の強化により、最大64台の「Hitachi Capacity Optimization」から1台の同ストレージへのデータ複製を、一括で行うことが可能となります。これにより、複数サイトに設置された「Hitachi Capacity Optimization」内のバックアップデータを、別サイトに設置した1台の同ストレージに集約することができ、災害などの不測の事態に備え複数サイトにデータを保管する高信頼なバックアップシステムを、効率的に運用することが可能となります。

*2
本機能の利用には、オプションソフトウェア「Hitachi File Remote Replicator for Hitachi Capacity Optimization」の購入が必要です。

製品の価格・出荷時期

1.「Hitachi Capacity Optimization」

名称 概要 価格(税込) 提供時期

Hitachi

Capacity
Optimization
210

  • ストレージセットモデル
    (最大実効容量77TB)
  • 2ノ―ドクラスタ構成
  • 重複排除機能搭載
  • 容量ライセンス
  • 日立ストレージ
    (Hitachi Unified Storage 110)
    (実効容量12.8TB〜)
1,165万6,050円〜*3 2012年
10月11日
Hitachi
Capacity
Optimization
230
  • ストレージセットモデル
    (最大実効容量384TB)
  • 2ノ―ドクラスタ構成
  • 重複排除機能搭載
  • 容量ライセンス
  • 日立ストレージ
    (Hitachi Unified Storage 130)
    (実効容量12.8TB〜)
1,791万1,950円〜*3
*3
導入サービス費用など初期費用は別途必要となります。

2.「Hitachi Capacity Optimization」オプションソフトウェア

名称 概要 価格(税込) 提供時期
Hitachi
File Remote
Replicator
for
Hitachi
Capacity
Optimization
  • Hitachi Capacity Optimization 210用
    リモートレプリケーション機能
    (ノードあたり1ライセンスが必要)
52万5,000円*4 2012年
10月11日
  • Hitachi Capacity Optimization 230用
    リモートレプリケーション機能
    (ノードあたり1ライセンスが必要)
183万7,500円*4
*4
導入サービス費用など初期費用は別途必要となります。

関連情報

他社所有商標に関する表示

  • 記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報・通信システム社
ITプラットフォーム事業本部 事業統括本部 ストレージビジネス推進部 [担当:小笠原]
〒250-0872 神奈川県小田原市中里322-2
TEL : 0465-49-1111(大代表) 内線5379

以上

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