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2012年9月25日
株式会社 日立産機システム
USBメモリ用ポートとEthernetポート標準装備(高機能版)
株式会社日立産機システム(取締役社長 : 青木優和)は、Ethernetポートを標準装備して汎用USBメモリにてプログラムの転送が可能な、日立プログラマブルコントローラ「MICRO-EHVシリーズ」を2012年9月28日より、順次発売を開始します。
プログラマブルコントローラ(以下PLC)の国内市場は2012年度1,300億円の市場規模になると想定されており、今後も堅調に推移する見通しです。一方で、ネットワーク対応やより使い易さなどのニーズがますます大きくなっています。
このたび発売を開始するオールインワンタイプのコンパクトPLC「MICRO-EHVシリーズ」は、ご好評いただいているモジュールタイプ「EHVシリーズ」の操作性、命令仕様に加え、ネットワーク対応と使い易さを追求した製品です。パソコンとの高速転送が可能なUSBポートとシリアルポートを備えた「標準版(MVL)」、さらにUSBメモリ用ポートとEthernetポートも標準装備した「高機能版(MVH)」の2種類を品揃えしております。
「高機能版(MVH)」では、パソコン(プログラミングソフトウェア)を使用せずに、USBメモリ用ポートに汎用USBメモリを接続することで簡単にプログラムファイルの読出し、書込みが行えます。これにより、遠方にある「MICRO-EHV」のプログラムのメンテナンスが必要な場合、電子メールや社内サーバ経由でプログラムファイルをUSBメモリに受渡しすることで、プログラミングソフトを使用せずメンテナンスが行えます。さらに、Ethernetポートを使用することでSCADAソフトやプログラミング表示器との高速通信も可能です。
また、当社のインバータ(NE-S1シリーズ、WJ200、SJ700)との接続性も向上し、Modbusプロトコルを使用した専用命令をサポートし、従来のようなコマンド送信など複雑なプログラムの作成は不要です。
入出力点数64点リレー出力タイプ4機種をはじめ、その後、トランジスタ出力や入出力40点、オプションボードなどを順次発売致します。
なお、本製品は10月2日から東京国際展示場(東京ビッグサイト)で開催される「2012東京国際包装展(TOKYO PACK 2012)」(主催 : 公益社団法人 日本包装技術協会)に出展いたします。
高機能版には、USBメモリ用ポートを装備しています。例えば、遠方の現場に、パソコン(プログラミングソフト)が無くても、USBメモリにプログラムを読み出して、電子メールや社内サーバ経由でUSBメモリに受渡しすることでリモートメンテナンスを行うことができます。
全ての機種に、パソコン用(プログラミングソフト)USBポートとシリアルポート(RS-232C)を装備、 高機能版には、さらにEthernetポートも装備して多彩な通信が可能です。
プログラミングソフトは、モジュールタイプEHVシリーズでご好評いただいている『Control Editor』に対応しています。プログラム開発の効率向上を支援します。
従来機種MICRO-EHシリーズの各種増設ユニット(8/14/16/28/64点/アナログ/RTD/ 熱電対)が使用できます。最大4段まで接続可能です。64点増設ユニットを4段接続することにより、入出力点数は最大320点(入力200点、出力120点)まで対応できます。
当社インバータ(NE-S1、WJ200、SJ700)との接続は、Modbus/RTUを採用しました。さらに、専用命令でPLCの内部出力を直接指定して、運転・停止、周波数設定・モニタが簡単に行えます。
<発売機種と希望小売価格 : 税込み(単位 : 円)>
Ethernetは、米国XEROX社の米国およびその他の国における登録商標です。
株式会社日立産機システム ドライブシステム事業部 企画部 制御企画グループ
[担当 : 内野、博田]
〒101-0022 東京都千代田区神田練塀町3番地AKS ビル
TEL (03)4345-6072
以上