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2012年9月6日
株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、このたび、ファイルストレージ製品である仮想ファイルプラットフォーム「Hitachi Virtual File Platform(日立バーチャルファイルプラットフォーム)」(以下、「VFP」)シリーズのエントリーモデル*1において、内蔵HDD(ハードディスクドライブ)容量を、現行モデル「VFP70」の7.5倍となる最大36TB(テラバイト)に拡張した「Hitachi Virtual File Platform 80」(以下、「VFP80」)を製品化し、9月7日から販売を開始します。
PCや多機能情報端末などのIT機器を活用した業務や生活が一般的なものとなり、日々の業務や購買行動などに伴い発生するメールやログ情報などの非構造化データ*2は爆発的に増加しています。それらを効率的に収集・分析し、新サービスの創出や業務改革に活用していくことは、大企業のみならず、中堅・中小企業においても自社の競争力を高める上で重要課題となる一方で、ITコスト抑制へのニーズは依然として高く、コストを抑えつつもデータを迅速に活用できるシステムが求められています。
日立は、企業の各拠点や部門などで発生した非構造化データをデータセンターに集約し、効率的なデータ利用を実現する基盤として「コンテンツクラウド」を提唱し、その実現を支える製品、ソリューションを開発、提供しています。今回強化した「VFP」と、バックアップ/アーカイブ用のストレージ装置「Hitachi Content Platform(日立コンテンツプラットフォーム)」(以下、「HCP」)は「コンテンツクラウド」基盤を支える中核製品であり、企業の拠点や部門内に設置された「VFP」が、企業などのデータセンターに設置された「HCP」と連携し、拠点とセンター間を接続することで、各拠点で発生したデータのデータセンターでの一元管理や、データの利用頻度に応じた自動アーカイブ、バックアップなどの効率的なデータ利用を実現しています。
今回、「VFP」シリーズのエントリーモデルにおいて、新たに「VFP80」を製品化し、販売を開始します。「VFP80」は、装置の内蔵HDD容量を最大36TBと、現行モデルに比べ、7.5倍に拡張しました。これにより、各拠点に設置された「VFP」にキャッシュ*3として保存できるデータ容量を拡張でき、より高速なデータアクセスが可能となります。また、搭載HDDに、現行モデルで採用しているSAS*4HDDよりも安価で大容量なニアラインSAS HDDを採用し、容量を拡張しながらも価格は現行モデルと同等に設定したことで、高いコストパフォーマンスを実現しています。
これらの強化により、「VFP」と「HCP」を組み合わせた「コンテンツクラウド」基盤を活用したデータの利活用をさらに迅速にし、企業の競争力向上や事業の高付加価値化に貢献するとともに、ITコストの抑制も実現することで中堅・中小企業を中心とした小規模拠点での導入をさらに容易にします。
また、「VFP80」は、筐体幅が2U*5と省スペースであるほか、設定操作を時系列で導くことができるウィザード形式でシステム設定が可能なGUI(Graphical User Interface)を管理画面に採用し、システム導入や運用を容易とすることで約10分間で装置の初期設定を完了することができるなど、専門のストレージ管理者の配置が難しい中堅・中小企業や、企業の拠点・部門での導入に適した現行モデル「VFP70」の特徴を継承しています。
日立は今後も、中堅・中小企業や企業の拠点向けに、「VFP」のさらなるラインアップ拡充や機能強化を図り、データ運用の負担軽減やTCO(Total Cost of Ownership)削減を実現するソリューションの提案、導入を積極的に展開していきます。
名称 | 概要 | 価格(税込) | 出荷時期 |
---|---|---|---|
「Hitachi Virtual File Platform 80」 | エントリーモデル シングルノード構成 |
209万2,650円〜 | 2012年 9月7日 |
株式会社日立製作所 情報・通信システム社
ITプラットフォーム事業本部 ストレージビジネス推進部 [担当 : 小笠原]
〒250-0872 神奈川県小田原市中里322-2
電話 : 0465-49-1111 (ダイヤルイン) 内線5379
以上