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2012年7月31日
株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)の情報制御システムを設計・製造する大みか事業所(茨城県日立市)は、このたび、エネルギーマネジメントシステムの国際規格ISO50001(以下、本規格)の認証を日本の電機メーカ―として初めて取得しました。
大みか事業所では、エネルギー利用効率の向上に向けた新たな取り組みを2012年4月から開始し、今回、本規格の認証を取得しました。
現在、国内外の企業や団体が取得している環境マネジメントシステムISO14001は、環境に影響をおよぼす要因を削減するための組織内の継続的な仕組みづくりを求めています。
今回、日立が取得した本規格は、地球温暖化対策に有効なエネルギー利用効率の向上を実現するためのマネジメントシステムです。本規格は、環境マネジメントシステムISO14001で求められている継続的な仕組みづくりに加え、実際の活動により得られるCO2排出量の削減成果そのものが評価の対象となっています。また、本規格は、2011年6月に国際規格として制定され、国内においても2011年10月に日本規格協会(東京都港区)により制度化されました。
なお、政府が発注する公共事業における入札の評価項目に、本規格の認証取得を要件として加える動きも始まっています。
今後、日立は、エネルギー使用量の見える化を活用した評価や今回認証を取得したエネルギーマネジメントの仕組みを基に、継続的なエネルギー利用効率の向上をはかり、得られたノウハウを製品やソリューションへ適用していきます。
なお、大みか事業所では、周辺のグループ会社* と連携してスマートシティの実現に貢献する分散型エネルギーマネジメントシステムの社内実証実験を、2011年6月に開始しています。この成果に基づき、グローバル事業展開を視野に入れた分散型エネルギーマネジメントシステムの国際標準規格への適合をめざします。
日立は、本規格に基づいてエネルギーマネジメントを着実に実行し、事業所におけるエネルギー効率の向上や製品への適用を通して、地球環境問題に積極的に取り組んでいきます。
以上