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2012年7月6日
株式会社日立製作所
株式会社シマンテック
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)、株式会社シマンテック(代表取締役社長 : 河村 浩明/以下、シマンテック)、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長 : 菊地 哲/以下、CTC)は、ユーザーの追加作業の必要なくシステムを復旧し業務を自動的に再開できるディザスタリカバリソリューションの提供を、本日から開始します。
本ソリューションは、日立とシマンテックの製品を組み合わせ、CTCも加え、3社共同でシステム検証を行ったものです。販売はBCP(事業継続計画)/ディザスタリカバリソリューションで豊富な販売実績を持つCTCが担当します。
ITシステムの「所有」から「利用」へと使用形態の変化を推し進めるクラウドコンピューティング(クラウド)の浸透にあわせ、その基盤となるサーバやストレージなどにも仮想化技術が広く用いられるようになりました。それとともに、基幹業務を担うアプリケーションが仮想化技術を用いたクラウド環境で運用される機会が増えています。そのため、自然災害をはじめとする様々な緊急事態に備え、クラウド環境の基盤だけでなくその上のシステム層で運用されるアプリケーションとそれらの上でやり取りされるデータまで含めた信頼性ならびに可用性の確保は急務となっています。
こういった背景を受け、今回3社は、VMware社のサーバ仮想化ソフトウェア「VMware vSphere™ 5」によるサーバ仮想化環境下において、「VMware vCenter Site Recovery Manager 5」(以下、「SRM」)と日立のユニファイドストレージ「Hitachi Unified Storage 100シリーズ」(以下、「HUS 100シリーズ」)、並びにシマンテックのソフトウェア「Symantec™ ApplicationHA」(以下、「ApplicationHA」)を組み合わせたディザスタリカバリソリューションの検証を行いました。
通常、リモートサイト*1の仮想マシン上にアプリケーションを復旧するためには、管理者によるアプリケーションの稼働確認や再立ち上げといった追加作業が必要でした。本ソリューションでは、「SRM」によるリモートサイトにおける仮想マシンの復旧処理に、「HUS 100シリーズ」の提供するリモートレプリケーション機能*2によるデータのミラーリング*3処理、並びに「ApplicationHA」による仮想マシン上のアプリケーション稼働状況の監視・制御処理を連携することで、復旧プロセスを自動化することができます。管理者による手動での復旧作業などを必要とせず、運用にかかる負担や操作ミスを軽減するほか、システム復旧にかかる時間を短縮し、確実なシステム復旧を可能とすることで、災害などによるクラウド環境のシステム停止と、それに伴うビジネスへの影響を最小限に抑えることができます。
本検証は、シマンテックの技術検証・開発組織の日本拠点であるジャパン・デベロップメント・センターにおいて、3社共同で行いました。検証で得られたシステムの導入効果や動作確認などのノウハウをソリューション化し、システム構築に活用することで、ユーザーのより迅速かつ高信頼なシステム導入を支援します。
3社は、今後も、シマンテックと日立の製品を活用したディザスタリカバリソリューションの評価・検証、開発を進めていくとともに、高信頼かつ容易な運用を可能とし、万が一の災害などに備え、安心して利用できるシステムの実現を支援するソリューションの提案、導入を積極的に進めていきます。
「Hitachi Unified Storage 100 シリーズ」は、データ種類の異なるアプリケーションからのアクセスを1システムに集約することができるユニファイドストレージ製品です。これにより、さまざまな業務システムで発生するデータの横断的な処理が容易になり、迅速かつ有効なビッグデータの利活用を可能とするほか、設備の初期投資や運用管理コストを削減できます。
詳細は以下リンクをご覧ください。
「Symantec ApplicationHA」は、仮想化環境でのアプリケーションレベルの可視性、制御、リカバリを通じて、ビジネスクリティカルなアプリケーションに対する高可用性を提供します。この製品は、アプリケーションのダウンタイムを最小化させるクラスタソリューションとして業界を牽引するVeritas Cluster Serverテクノロジをベースとしています。また、「ApplicationHA」はVMwareゲストOS上で稼働し、VMware HA と自動連携します。アプリケーションの不具合が生じた際は、アプリケーションと仮想マシンの両方、またはいずれか一方のリカバリと再起動を必要に応じて行います。これによって、企業は可用性の担保が必要なビジネスクリティカルなアプリケーションを安心してVMwareゲストOS上に移行することができます。
2012年7月19日(木)〜20日(金)に東京国際フォーラムで開催するHitachi Innovation Forum2012において、本日発表したディザスタリカバリソリューションを紹介します。
情報・通信システム社ITプラットフォーム事業本部
事業統括本部 企画本部 担当 : 淺野(あさの)、鈴木
TEL : 0465-49-1111(大代表) 内線 5411、5726
セールスインフォメーションセンター
TEL : 03-5229-1912 (受付時間 平日10:00〜12:00、13:00〜17:00)
ITE室 プロダクトプロモーション部
以上