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2012年6月20日
株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明／以下、日立)は、このたび、情報・通信システム社におけるソフトウェア開発拠点および防衛・社会インフラ安全保障事業を担当するディフェンスシステム社の開発・製造拠点を集約した新社屋をそれぞれ竣工しました。それぞれの事業において複数カ所に分散していた拠点を神奈川県内にある横浜事業所内に集約することにより、事業運営効率の向上を図ります。日立グループでは、コスト構造改革プロジェクト「Hitachi Smart Transformation Project」を推進しており、これらの拠点集約は本プロジェクトの一環として実施したものです。
情報・通信システム社では、これまで横浜市内および川崎市内に分散していたソフトウェア開発拠点3ケ所(約3,500人)を1カ所に集約し、開発効率の向上を図ります。また、新社屋に隣接する横浜研究所の研究開発スタッフ(約1,100人)との連携を強め、両拠点合計で約4,600人超の人財を擁する、日立における情報・通信システム関連最大の研究開発・事業推進拠点として、ITプラットフォーム技術・製品の研究開発および事業展開を加速します。
新社屋は、ユニバーサルデザイン*を採用しているほか、環境配慮型の施設としてLED照明や雨水の循環利用設備、太陽光発電などを導入することで、年間電力消費量を従来比で20%削減します。
ディフェンスシステム社では、防衛・社会インフラ安全保障事業における製品・システムの開発、製造効率向上と一部施設の老朽化対策のため、横浜市内4カ所に分散していた設計、開発、製造拠点を1拠点に集約し、横浜事業所内に新社屋を建設しました。新社屋では、主要製品である防衛装備品などの維持、整備や各種試験のための設備も充実させるほか、LED照明や、高効率の変圧器などを導入することで、年間電力消費量を従来比で8%削減します。
| 新しいソフトウェア開発拠点 | |||
|---|---|---|---|
| ＜事務所棟＞ | ＜共用棟＞ | ＜防災棟＞ | |
| 建築面積 | 8,852m2 | 3,116m2 | 919m2 |
| 延床面積 | 47,706m2 | 9,401m2 | 2,234m2 |
| 構造 | 鉄骨地上 6階建て (免震構造) |
鉄骨地上 4階建て (耐震構造) |
鉄骨地上 3階建て (耐震構造) |
| 着工 | 2011年3月 | 2011年3月 | 2011年3月 |
| 竣工 | 2012年6月 | 2012年6月 | 2012年6月 |
| 住所 | 横浜市戸塚区吉田町292番地 | ||
| ディフェンスシステム社の新しい製造・開発拠点 | ||
|---|---|---|
| ＜設計棟＞ | ＜製造・システム試験棟＞ | |
| 建築面積 | 2,588m2 | 5,784m2 |
| 延床面積 | 13,109m2 | 19,270m2 |
| 構造 | 鉄筋コンクリート 地上6階建て (耐震構造) |
鉄筋コンクリート 地上5階建て (耐震構造) |
| 着工 | 2011年3月 | 2011年3月 |
| 竣工 | 2012年6月 | 2012年6月 |
| 住所 | 横浜市戸塚区吉田町292番地 | |
![[画像左]新しいソフトウェア開発拠点(事務所棟)、[画像右]ディフェンスシステム社の新しい製造・開発拠点(設計棟)](0620.jpg)
以上
