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2012年6月6日
株式会社日立製作所
ダイキン工業株式会社
株式会社エナリス
株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、このたび、主に夏期のピーク電力抑制のための「需給統合計画によるピーク需要抑制シナジー事業(以下、本事業)」に関して、東京電力株式会社(以下、東京電力)と契約を締結しました。
本事業は、日立とダイキン工業株式会社(代表取締役会長兼CEO : 井上 礼之/以下、ダイキン)、株式会社エナリス(代表取締役社長 : 池田 元英/以下、エナリス)が、原子力損害賠償支援機構と東京電力が推進する「ビジネス・シナジー・プロポーザル*1」において、共同で提案し、2012年3月19日に採択されたものです。
本契約により、夏期の電力逼迫時に東京電力から電力調整依頼があった際に、日立が取りまとめる「需給統合計画」に基づき、ダイキンやエナリスをはじめとするアグリゲーター*2が提供するビルエネルギー管理システム(BEMS*3)などを活用して、節電対象となる空調機器などのビル設備のピーク電力を抑制します。
今回、日立は、東京電力管内の主に契約電力量が50kw以上500kw未満である高圧小口の需要家を対象として、電力消費制御を実施するピーク電力抑制プラン「需給統合計画」を策定します。日立の環境情報収集システム「EcoAssist-Enterprise-Light」を使用して対象とする需要家全体の使用電力量を把握し、電力の需要がピークとなる時間帯の電力供給を安定化させるためにアグリゲーターとの調整を行います。また、日立が今後、電力需給を取りまとめるシステムを開発、提供することで、各アグリゲーターでのシステム開発が不要になり、ダイキンやエナリス以外のアグリゲーターの参画を容易にするほか、電力コントロールが可能な範囲を拡大し、継続した電力の安定供給に貢献します。
ダイキンは、アグリゲーターとしてビル用空調システムを対象に、BEMS装置(空調制御盤)を活用した室内環境の見える化、電力デマンド機能などの節電サービスを提供します。消費電力に加え、遠隔から温度などの室内環境を監視し考慮することで、無理のない範囲で快適な節電を実現できます。
また、エナリスは、電力マネジメントのサービス会社として、電力取引のノウハウや電力需要予測機能を活用した節電コンサルティングサービスを提供します。計測・制御機器のメーカーを選ばず本サービスを利用することができるため、需要家のニーズに柔軟に対応することができます。
これらにより、需要家は、業種や建物特性、電力使用状況等に応じて、最適なプランを選択することができ、無理なく節電を行うことが可能となります。
日立、ダイキン、エナリスは、今後、本事業により節電を推進してピーク電力の抑制に取り組み、電力供給安定化に貢献していきます。
株式会社日立製作所
インフラシステム社 BSP事務局 [担当 : 露崎、北條]
〒101-8608 東京都千代田区外神田一丁目18番13号
電話 : 03-4564-9193 (直通)
ダイキン工業株式会社 節電コントロールセンター [担当 : 吉川(きっかわ)]
〒108-0075 東京都港区港南2-18-1
電話 : 0120-37-9244
株式会社エナリス ビジネス・シナジー・プロポーザル 運営事務局 [担当中島、西井]
〒120-0034 東京都足立区千住1-4-1 1907
電話 : 03-6657-5453
以上