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2012年5月7日
高集積のブレードサーバを活用しビッグデータのビジネスへの利活用を支援
株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、ビッグデータ(大量データ)の利活用に向けたデータ分析ソリューションとして、「かんたんHadoopソリューション for ログ解析(QlikView & JP1)」を、5月9日から販売開始します。本ソリューションは、潜在的な活用ニーズが大きい、Webサイトのアクセスログ(Webログ)解析向けに、高集積のエントリーブレードサーバ「HA8000-bd/BD10」(以下、「HA8000-bd」)と、効率的なデータの分散処理を実現するHadoop*1や、データの解析・可視化に適したインメモリ型BIプラットフォーム*2である「QlikView」、統合システム運用管理「JP1」といったソフトウェア群を組み合わせて、効率的なWebログ解析が行えるシステムを容易かつ迅速に導入できる形で提供するもので、ビッグデータのビジネスへの利活用を支援します。
近年、クラウドコンピューティングの進展、多機能情報端末やSNS(Social Networking Service)の急速な拡大、センサー技術の進化などを背景として、企業や社会活動で発生するデータが爆発的に増加しています。発生したビッグデータを収集、蓄積、検索、処理、分析し、ビジネスなどに利活用するニーズが、企業システムやWebシステム、社会インフラなど、さまざまな分野で高まっており、容易かつ迅速にビッグデータの利活用を行うための製品・ソリューションが期待されています。その一つとして、多数のサーバを並列し、Hadoopなどを活用してビッグデータを効率的に処理する分散処理システムへの関心が高まっています。
日立は、2010年7月に、サーバブレードを業界最高クラスの高密度*3で搭載できるエントリーブレードサーバ「HA8000-bd」を製品化しました。多数のサーバブレードを用いた並列処理が行えることから、Hadoopを活用したデータ分散処理システムのシステム基盤として、学術・研究分野を中心に採用実績を重ねてきました。また、2011年2月に、Hadoopと日立の高速データ処理製品を活用した大量データ分散処理のアセスメントサービスの提供を開始し、さらに、2012年2月には、「HA8000-bd Hadoop Partnership プログラム」を発足して、パートナー各社との協業によるHadoop関連ソリューションの強化を図ってきました。
今回発売する「かんたんHadoopソリューション for ログ解析(QlikView & JP1)」は、潜在的な活用ニーズが大きいWebログ解析向けのソリューションです。効率的なデータの分散処理を実現するHadoop、データの解析・可視化に適したBIプラットフォームである「QlikView」、システムを統合的に運用管理できる「JP1」など、Webログ解析に必要なソフトウェア群を、高集積で分散処理システムに適したブレードサーバである「HA8000-bd」にプレインストールして初期設定を行い、提供します。また、Hadoopのサンプルプログラムを添付して提供するため、標準的な形式のWebログであれば、機器導入後すぐに解析を開始できます。本ソリューションにより、Hadoopに関する詳しい専門知識のないユーザーでも、大量のWebログの解析システムを容易かつ迅速に設計、構築し、立ち上げることが可能で、マーケティングや顧客サポート業務など、ビジネスへの活用を支援します。
なお、本ソリューションは、2012年5月9日〜11日に東京ビッグサイトで開催される「クラウドコンピューティングExpo」にて紹介します。
効率的なデータの分散処理を実現するHadoop、インメモリ型BIプラットフォーム「QlikView」、統合システム運用管理「JP1」など、Webログ解析に必要なソフトウェア群を、高集積で分散処理システムに適したブレードサーバである「HA8000-bd」に組み込んで出荷します。日立が、効率的なWebログ解析システムに必要なソフトウェア群やサーバの標準構成をあらかじめ評価・選定して提供することで、システム設計の負担を軽減します。
本ソリューションは、大量のWebログのデータを解析者が容易に扱える容量にHadoopで集約処理し、処理したデータを「QlikView」で解析し、多様なグラフで見える化を実現します。また、データ処理のジョブ管理などは「JP1」で行います。
各ソフトウェアは、「HA8000-bd」にプレインストールし、初期設定を行ったうえで、日立からユーザーに出荷します。ユーザーは、Hadoopなど関連ソフトウェアのインストールと設定に必要な専門知識を詳しく習得せずに容易に導入可能で、システムの構築、立ち上げに必要な期間を短縮することができます。
Webログのデータ集約処理を行うHadoopのサンプルプログラムを添付しています。Webサーバ用ソフトウェアとして一般的なApacheのログファイルであれば、本プログラムをそのまま使用することも可能で、機器導入後すぐに、Webログの解析を開始できます。また、「QlikView」の有効活用や、Hadoopのアプリケーション構築に向けて、各種のサポートサービスも利用いただけます。
クリックテック・ジャパン株式会社は、日立による「かんたんHadoopソリューション for ログ解析(QlikView & JP1)」の発売を歓迎いたします。当社は、連想技術をコアテクノロジーに持つインメモリ型BIプラットフォーム「QlikView」の販売を通じ、日立と強力なパートナーシップを築いてきました。今回発売されたソリューションは、これまでのマーケティング活動を結実したもので、ビッグデータの分析へ「QlikView」の適用を拡大する、大きな推進力となると認識しております。日立の高集積ブレードサーバ「HA8000-bd」とともに、連携した市場開拓にさらに注力してまいります。
ソリューション名 | 主な構成要素 | 価格 | 出荷開 始時期 |
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かんたん Hadoop ソリューション for ログ解析 (QlikView & JP1) |
サーバ |
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9,074,100円〜
(税抜8,642,000円〜) |
2012年 5月10日 |
ソフトウェア |
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サービス |
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オプション サービス |
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電話 | 0120-2580-12(利用時間 9:00〜12:00、13:00〜17:00(土・日・祝日を除く)) |
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以上