ニュースリリース

HEMSを活用した生活支援サービス事業に参入

福岡市内の賃貸マンションで実証実験開始

  日立コンシューマエレクトロニクス株式会社(取締役社長 : 渡邊修徳/以下、日立コンシューマエレクトロニクス)は、HEMS(Home Energy Management System : 家庭用エネルギー管理システム)を活用した生活支援サービス事業に参入することを決定し、2013年までに商用サービス開始をめざします。サービス開始に先立ち、2012年4月10日(火)より、福岡県福岡市アイランドシティにある賃貸マンション「インフィニガーデン」にて、最大100戸を対象に実証実験(以下、本実験)を行ないます。本実験ではスマートシティサービスプラットフォームとして、株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西宏明/以下、日立)のEMS(Energy Management System : エネルギー管理システム)ゲートウェイを採用するなど、今後の日立のHEMS事業の展開に向けて、日立グループで連携して進めていきます。

  近年の世界的な環境意識の高まりを受け、日本においても節電に対する意識が向上しています。また、改正省エネ法の施行により、事業所などでの節電が急務の課題となっています。家庭や事業所などで効果的に節電を行なうためには、自らの電力使用量を的確に把握することが重要であり、電力使用量を「見える化」するためのサービスが求められるようになってきました。こうした動きに対応し、日立コンシューマエレクトロニクスは2011年7月より、多拠点型小規模店舗を展開する企業向けに、電力の「見える化」による省エネ支援サービス「ECO・POM・PA(エコポンパ)」を販売しています。
  このサービスをさらに家庭用に展開するべく、このたび「エコポンパ」の仕組みを活用した「エコポンパホーム(仮称)」を開発しました。日立コンシューマエレクトロニクスでは、この「エコポンパホーム(仮称)」を活用し、安心・安全・快適な生活を、適正な電力使用量で実現する「ちょうどいい暮らし」をコンセプトとした生活支援サービスを提供する予定です。そこで、「インフィニガーデン」の最大100戸を対象に「エコポンパホーム(仮称)」を設置し、1年間をめどに、サービスの有用性を検証する実験を開始します。
  本実験では、実験参加世帯(以下、参加世帯)の各戸にEMSゲートウェイを設置し、センタサーバとの通信を暗号化するとともに家庭内のアドレスを外部から隠蔽化することで、強固なセキュリティ機能を提供します。また、電力センサを設置し、参加世帯の所有するパソコンやスマートフォンを電力使用量の表示端末として手軽に利用できる仕組みとします。
  本実験を通して参加世帯からいただく意見、要望を取り入れながら、HEMSを活用した生活サポート、セキュリティ、ヘルスケアなど、さまざまなサービスを創造して、HEMSの商用サービスに反映していきます。

お問い合わせ先

HEMSを活用した生活支援サービス、実証実験に関するお問い合わせ

日立コンシューマエレクトロニクス株式会社
社会インフラ事業推進本部 勝木(かつき) 窪田(くぼた)
〒100-0004 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 新大手町ビル
電話 : 03-4232-5870 (ダイヤルイン)

EMSゲートウェイに関するお問い合わせ

株式会社 日立製作所 情報・通信システム社
通信ネットワーク事業部 販売推進センタ 三鬼(みき)
〒140-8573 東京都品川区南大井六丁目26番2号 大森ベルポートD館
電話 : 03-5471-4061

以上