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2012年3月22日
コンタクトリスト機能、伝言機能、大規模システム対応等の機能を拡充
株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、このたび、プレゼンス管理システム「座席ナビ」の機能強化を行い、エンタープライズ向けネットワークソリューション「CommuniMax」のメニューの一つとして、3月23日から提供を開始します。今回の機能強化では、利用者個別の登録が可能なコンタクトリスト機能の追加、伝言(インスタントメッセージ)機能の拡充、大規模システム向け信頼性向上の実現などを行いました。
日立は、企業内でのコミュニケーションを容易かつ効率的に行うことを目的とし、さまざまなITシステムとコミュニケーション手段を連携させる統合コミュニケーションをめざしています。その中核をなす「座席ナビ」は、社内のPC利用者の座席場所(位置情報)や在席/離席/不在の状況(プレゼンス情報)を自動更新して画面表示することができます。このため、PC利用者全員が容易にお互いの勤務状況を共有でき、コミュニケーションの効率活性化を実現できます。
また、テレワーク*1を含むワークスタイルの多様化や、組織横断のプロジェクト単位の業務の増加、スマートフォン・タブレット型端末の普及等により、オフィスにおけるコミュニケーションが複雑化しています。こうした中、相手の状況を迅速に把握し、必要なコンタクトをとり、出張など離れた拠点間のコミュニケーション効率を上げる等のニーズが高まっており、日立は利用者のニーズに対応したプレゼンス管理システム「座席ナビ」の機能強化を行いました。
利用者ごとに、関連のあるメンバーをグループ単位にコンタクトリストに登録することを可能としました。グループ名は任意に設定できるので、プロジェクト単位など目的別に分類することができます。初期値では、20グループの登録が可能で、1グループには最大40人まで登録することができます。
コンタクトリストへのメンバーの登録は、ユーザプロファイル画面や検索結果一覧から登録アイコンのクリックで容易に登録できます。
これにより、いままでは部署ごとに一覧表示しかできなかったものが、利用者ごとに自由なリストが作成できるので、例えば、「プロジェクト」単位の一覧からメンバーの在席/離席の状況を一目で確認することができ、コミュニケーションの効率化を実現できます。
従来の伝言(インスタントメッセージ)機能では、個人個人のPCにJRE*2をインストールする必要があり、実行時には多くのメモリを消費しておりました。今回は伝言クライアントをWindowsアプリケーションとして提供することにより、JREの利用を不要にすることでPCのメモリ消費量を削減しました。
また、アイコン表示機能、簡易ログ表示機能、開封通知機能を追加することにより、より簡単に快適に使えるようにしました。
大規模システムへの対応として、座席ナビサーバの冗長構成を実現しました。また、高信頼性への対応として、管理データベース*3の同期バックアップを実現しました。座席ナビサーバ1台で約1万人の収容が可能であり、この冗長構成により1万人×サーバ台数の人数の収容が可能となります。管理データベースは同期レプリケーション構成とすることにより、管理データベース障害時の復旧を容易にします。
サーバ側のプラットフォームは、新たにWindows Server 2008 R2(64bit)にも対応しました。
クライアント側のプラットフォームは、Windows XP、Windows Vista、Windows 7(32bit)に加えてWindows 7(64bit)に対応しました。対応ブラウザは、Internet Explorer 6、Internet Explorer 8(推奨)、に加えてInternet Explorer 9、Firefox 10、Google Chrome 17に対応しました。
また、モバイル端末として、iPhoneやiPad搭載のブラウザでの表示も可能*4です。
名称 | 仕様 | 価格 | 提供時期 |
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プレゼンス管理システム 「座席ナビ」 Ver.02-04 |
最大10,000人/サーバ | サーバソフトウェア 52万5,000円 (税抜 : 50万円) |
2012年3月23日 |
50人ライセンス | クライアントソフトウェア 21万円 (税抜 : 20万円) |
以上