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2012年2月6日
株式会社日立製作所
日立ヨーロッパ社

日立ヨーロッパ社がトルコ最大規模の商業銀行イシュバンクに、
ATM向け指静脈認証装置を導入

生体認証を搭載したATMシステムとして、EMEA地域で最大規模のシステムが稼働

  株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)の欧州における現地法人日立ヨーロッパ社(社長 : 清水 章)は、このたび、トルコ共和国において最大規模の商業銀行であるIs Bankasi A.S.(イシュバンク/本社 : イスタンブール/Director&CEO : Adnan Bali/以下、イシュバンク)に、3,400台の指静脈認証装置(ATM搭載用2,400台・窓口登録用1,000台)を導入しました。
  指静脈認証装置は、個々人ごとに異なる指静脈の形状を用いて認証するため成りすましを防止し、高いセキュリティレベルを実現することができます。今回の導入により、EMEA*地域で最大規模の生体認証を搭載したATMシステムが稼働することになります。

  • * EMEA(Europe, the Middle East and Africa) : ヨーロッパ、中東およびアフリカを指す。

  イシュバンクでは、2010年以来、セキュリティと利便性向上のため、トルコ共和国におけるATMへの生体認証の採用を検討していました。導入に向け実験を重ねた結果、カードレスでも安全にATM取引が可能になるなどの高い利便性、安全性が確認されたため、生体認証ATMネットワークに配備するための最もふさわしい認証ソリューションとして、日立の指静脈認証装置の採用を決定しました。また、イシュバンクは、今回のATM搭載指静脈認証装置の導入に続き、POSネットワークシステムの決済端末に指静脈認証装置を搭載することを検討しており、トルコ国内のキオスク店舗などの商業施設において、指静脈認証付きPOS決済端末を使ったシステムの実証実験を実施する予定です。

  なお、新システムの導入にあたっては、国内金融機関におけるATMへの指静脈認証搭載で実績の高い日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社(代表取締役社長兼CEO : 堀 一哉)の装置を採用しています。

  指静脈認証技術は、日立が開発した生体認証技術で、指の静脈パターンで個人を認証するものです。近赤外線を指に透過させて得られる指の静脈パターンの画像から静脈の存在する部分を構造パターンとして検出し、あらかじめ登録した静脈の構造パターンと照合させて個人認証を行う技術です。指静脈は体内にある情報であるため、偽造や成りすましが極めて困難であり高いセキュリティレベルを実現します。日立では、2002年に指静脈認証装置を製品化して以来、ATMの本人認証やPCログイン、入退室管理など、さまざまな分野での適用を広げてきました。

  日立グループは、指静脈認証技術のグローバルでの普及をさらに進めるため、パートナー企業を拡大し、指静脈認証に関する事業展開を加速しています。現在では、欧州のほか、米国や中国、東南アジア、オセアニア地域など海外の公共施設や企業の多くで、セキュリティ強化と利便性向上の実現に利用されています。

  今後も、日立は指静脈認証技術の機能拡張に向けた開発を推進していくとともに、海外のさまざまな分野のパートナーと連携を深め、指静脈認証ソリューションの展開・普及をめざします。

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お問い合わせ先

株式会社日立製作所

情報・通信システム社
セキュリティ・トレーサビリティ事業部 [担当 : 中丸、赤羽]
TEL : 044-549-1627(ダイヤルイン)

日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社

海外事業部 第1営業部 [担当 : 岡本]
〒141-8576 東京都品川区大崎一丁目6番3号 大崎ニューシティ3号館

以上

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