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Hitachi

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2012年1月4日
株式会社日立製作所
執行役社長 中西 宏明

2012年 社長年頭の挨拶(抜粋)

  あけましておめでとうございます。

  昨年は、東日本大震災、タイの洪水やトルコの地震など、数多くの自然災害が発生しました。それらの被害を受けながらも、2010年度連結決算においては、過去最高の当期純利益を達成し、2011年度上期も、当初の見通しを上回る成果を上げることができました。

  2012年、米国やフランス、ロシア、中国、韓国などといった国々で大統領選挙や国家主席の交代が予定されています。また、欧州の金融危機や中国の金融引き締めの影響、地球環境問題やエネルギーの問題などの懸念もあり、世界の枠組みが大きく変化する可能性があります。私たちはこうした変化に十分注意を払い、新たに生まれるニーズに目を向けることで、お客様にとって価値の高い新たなビジネスを創造していくことができます。まさに変化は大きなチャンスであり、「2012中期経営計画」の最終年度である今年は、日立の更なる飛躍へ向けた、新たな一歩を踏み出すべき年です。

  そして、その先、日立が「世界で戦えるメジャープレイヤー」となるためには、私たちの事業モデルをさらに進化させていく必要があります。これからの私たちには、お客様と一緒になってビジョンやコンセプトを策定したり、事業の運営、メンテナンスを丸ごと引き受けたり、更にはプロジェクトファイナンスまでを包含した、事業全体の運営や、持続的な付加価値の創出が期待されています。その期待に応えるために、日立は、従来以上に多角的な知見、質の違う技術やノウハウ、プロジェクトやリスクに対するマネジメントスキルなどを獲得し、生かしていきます。現在推進している、現地での司令塔機能の強化などを軸とした「新グローバル化推進計画」や、コスト構造の抜本的な改革を推進する「Hitachi Smart Transformation Project」は、日立が「世界で戦えるメジャープレイヤー」へ変貌を遂げるための経営基盤強化施策です。さらに、グループとしての経営資源の効率的な配分を実現するために事業ポートフォリオの見直しも継続的に推進していきます。

  私たち日立グループはこれまで、確実に業績の回復を果たし、世界市場の中で様々なチャンスを捉えてきました。例えば、今年開催されるロンドンオリンピック/パラリンピックでは、日立が納入した列車「Class395」が、人々を会場へ運ぶ姿を世界中の人が目にすることになります。さらに、社会インフラシステムの分野では、リトアニアにおける新規原子力発電所建設プロジェクトや日本、インド、中国などにおけるスマートシティプロジェクトが新たなステージを迎えます。情報システムの分野では、ビッグデータの利活用をキーワードとして、ストレージソリューションのグローバル展開を加速していきます。私たちの、「日立の挑戦」が歩みを止めることはないのです。その原動力は、皆さん一人一人の力です。

  すべての力を一つにし、「世界で戦えるメジャープレイヤー」への変貌を遂げるべく、挑戦し続けていきましょう。

以上

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