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2011年12月21日
タワータイプの筐体内に無停電電源装置を内蔵し、容易な導入と省スペース化を実現
株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、中小規模のファイル共有およびバックアップ用途向けのネットワークストレージサーバ「HA8000/NS」の新たなラインアップとして、無停電電源装置(UPS:Uninterruptible Power Supply)を内蔵した「HA8000/NS10 内蔵UPSモデル」を追加し、本日から販売を開始します。本製品は、タワータイプのサーバ筐体内にUPSを内蔵することで、ネットワークストレージサーバと、事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)対応で需要の高まるUPSを同時に容易かつ省スペースで導入することを可能にします。
近年、自然災害をはじめとする、さまざまな緊急事態の発生に備え、BCPを強化する取り組みが多くの企業・団体で加速しています。ITシステムについても、企業活動に不可欠なものとして、継続性を強化する動きが、大企業から中小規模の企業やオフィスまで広く拡大しています。その中で、突発的な停電や電圧低下によるデータやシステムへの影響を防ぐ対策としてUPSへの関心が高まっています。
一般的にUPSは、サーバをはじめとするIT機器には組み込まれずに外付けされてきました。その際、IT機器とUPSの接続や、管理ソフトウェアのインストール、各項目の設定など、導入・運用までのセットアップ作業は、専門技術者をもたない中小企業や小規模オフィスなどの顧客にとって、UPSの導入を難しくする要因となっています。同時に、店舗や小規模オフィスなどでは、多くのIT機器を設置することができないため、UPSの設置場所の確保も課題となっています。
そこで日立は、今回、中小規模のファイル共有およびバックアップ用途向けのネットワークストレージサーバである「HA8000/NS10」の新たなラインアップとして、「内蔵UPSモデル」を製品化しました。本製品は、専用のUPS管理ソフトウェアをあらかじめインストールしており、少ない設定項目で容易にUPSの管理設定を行うことができます。また、UPSを外付けする場合と比較して、設置面積を約32%*1削減し、省スペース化を実現しました。
本製品用に最適化された専用のUPS管理ソフトウェアをあらかじめインストールしてあり、さらに、管理ソフトウェアの標準設定値が入力済みであるため、容易にUPS機能を使用することができます。本製品用のUPS管理ソフトウェアは、停電発生時のシステム保護設定や、電源オン/オフのスケジュール運転設定などを、シンプルな画面表示で設定可能なため、情報システム管理部門を設置していない小規模な企業や、システム管理者が不在の支社・営業所などのオフィスでも、容易にUPSの運用管理を行うことができます。
「HA8000/NS10」にUPSを別途外付けした場合と比較して、設置スペースを約32%*1削減することができます。店舗や小規模オフィスなど、IT機器の設置場所が広く取れない環境での導入や、オフィスの省スペース化などのニーズに対応します。
UPSを内蔵していることにより、内蔵しているRAID*2コントローラのライトキャッシュ*3設定を常時オンに設定することができます。これにより、ライトキャッシュ設定をオフに設定した場合と比較して、ファイル書き込み性能がファイル共有用途時で約5倍*4、バックアップ用途時で約3倍*4に向上しました。
モデル名 | インストール OS |
外形 寸法 |
価格 | 出荷 開始 時期 |
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HA8000/NS10 内蔵UPSモデル |
Microsoft® Windows® Storage Server 2008 R2 Standard |
176(W) ×475(D) ×396(H)mm [突起部*5除く] 176(W) ×482(D) ×398(H)mm [突起部*5含む] |
449,400円〜 (税抜428,000円〜) |
2011年 12月28日 |
電話 | 0120-2580-12 |
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利用時間 | 9:00〜12:00、13:00〜17:00(土・日・祝日を除く) |
以上