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2011年11月22日
企業の知的財産やノウハウなどを考案する知識創造活動を支援
株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、このたび、コミュニケーション測定装置「ビジネス顕微鏡」*1を利用し、会議や打ち合わせ、雑談などの日々のコミュニケーションを可視化しその内容やアイデアを組織内で共有することで、知的財産やノウハウなどを考案する知識創造活動を支援するシステムを開発しました。本システムは、日々のコミュニケーションを、「ビジネス顕微鏡」によりイントラネット上に自動で表示し、メンバーが内容や進捗、コメントを加えることで、生まれたアイデアを知識として蓄積・共有するものです。通常は議事録が作成されることなく見逃されがちなアイデアや雑談などの内容を、蓄積・共有することを通じ、知的財産やノウハウなどを考案する知識創造活動を支援します。また、本システムは、議論がどのくらい活発であったかを示す活性度の表示やコスト(人件費)の算出、メンバーによる成果の自己評価を通じ、業務の生産性の把握や改善にも貢献します。
日立は、今回開発したシステムを、「ビジネス顕微鏡」を応用した組織改革ソリューション事業として提供していく予定です。
有形、無形の知的財産は企業にとって競争力の源泉であることから、個人が日々生み出す知識やアイデアを組織内で共有し活用することで、新たな知識やアイデアを創造し業務の生産性を向上させるナレッジ・クリエイション(知識創造)が重要視されています。会議や打ち合わせ、雑談などの対面コミュニケーションの場は知識創造活動にとって重要な機会であるものの、その多くを占める非公式な対面コミュニケーションでは、内容やアイデアは個人やごく一部のメンバー間だけで共有され、参加者が意識しない限り、組織で共有し、活用されていないのが現状です。知識創造活動を活性化し業務の生産性を高めるためには、個人の持つ知識やアイデアを組織で共有するなど、非公式なコミュニケーション可視化し共有化していくことが欠かせません。
そこで日立は、組織における対面コミュニケーションの実態を測定し可視化する「ビジネス顕微鏡」を活用し、会議や打ち合わせ、雑談などの日々のコミュニケーションを自動的にイントラネットに表示することにより、その場で生まれたアイデアや意見を知識として蓄積し、メンバーが共有することで、知的財産やノウハウなどを考案する知識創造活動を支援するシステムを開発しました。開発したシステムの特長は以下の通りです。
本システムにより、従来は暗黙知として個人やごく一部のメンバー間だけで共有されていた知識を可視化しデータとして共有することで、知的財産やノウハウなどを考案する知識創造活動を支援することが可能になります。また、議論の活性度の表示やコスト(人件費)の算出、メンバーの自己評価を通じ、業務の生産性の把握や改善への貢献が期待できます。日立は、本システムを「ビジネス顕微鏡」を応用した組織改革ソリューション事業として提供していく予定です。
株式会社日立製作所 中央研究所 企画室 [担当 : 木下]
〒185-8601 東京都国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地
電話 042-327-7777(直通)
以上