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Hitachi

このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。

2011年9月7日

仮想ファイルプラットフォーム「Hitachi Virtual File Platform」に
中堅・中小企業向けモデル「Hitachi Virtual File Platform 50」を追加

[画像]仮想ファイルプラットフォーム「Hitachi Virtual File Platform 50」

  株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、このたび、仮想ファイルプラットフォーム「Hitachi Virtual File Platform(日立バーチャルファイルプラットフォーム)」(以下、「VFP」)に、100万円を下回る価格と約10分間で装置の初期設定を完了できるGUI(Graphical User Interface)により、低コストかつ迅速なシステム導入が可能な中堅・中小企業向けモデル「Hitachi Virtual File Platform 50」(以下、「VFP50」)を追加し、9月9日から販売を開始します。

  近年、インターネットの普及により、急増するデータを効率的に管理し、新サービスの創出や業務効率の改善などに活用する動きが活発になっています。そのため、従来、大企業中心であったデータの一元管理ができるストレージ装置を活用したクラウドサービスのニーズが、中堅・中小企業や小規模拠点を多数持つ企業まで広がってきています。このような背景のもと、日立は、複数拠点に散在してしまったメールや画像、映像などのコンテンツデータ*1をデータセンターに集約し、煩雑な運用管理の軽減やストレージ容量の柔軟な利用が可能なコンテンツクラウドを実現する「VFP」、バックアップ/アーカイブ専用のストレージ装置「Hitachi Content Platform」(以下、「HCP」)などのストレージ製品やコンテンツクラウドの設計・構築サービスを2010年11月から提供しています。

*1
コンテンツデータ : データベースなど構造化されたデータ(構造化データ)に対し、コンテンツをそのまま利用できる状態でファイルとして管理するデータ(非構造化データ)

  今回、販売を開始する「VFP50」は、100万円を下回る価格と約10分間で装置の初期設定を完了できるGUIを備えた中堅・中小企業向けファイルストレージ装置です。本モデルを「クラウド環境への入り口(Cloud on-Ramp)」としてデータセンター内の「HCP」に接続し利用することで、コンテンツクラウド構築での初期導入コストを低減でき、中堅・中小企業や中小規模システムにおけるデータ運用の負担軽減や効率化を実現します。
  また、日立のクラウドサービス提供拠点である「Harmonious Cloudセンタ」から提供している従量課金の「コンテンツマネージドサービス」をあわせて利用することで、コンテンツクラウドの初期導入コストをさらに低減できます。データの保存容量などを必要に応じ柔軟に拡張でき、システム規模に応じた最適な投資での運用が可能です。

  日立は、今後も、中堅・中小企業向けにさらなるラインアップ拡充や機能強化を図りデータ運用の負担軽減やTCO(Total Cost of Ownership)削減を実現することで、「VFP」を積極的に提案、導入していきます。また、ストレージソリューションビジョン「Data Drives Our World and Information is the new currency」(データは世界を動かす そして、情報は新しい価値を生み出す)のもと、「VFP」を主力製品の一つとして、ユーザーニーズに最適なストレージソリューションを提供していきます。

新製品の特長

  「VFP50」は、100万円を下回る価格により、初期導入コストを抑えたシステム導入が可能です。タワー型とラック搭載型の2種類のモデルを用意し、オフィスやデータセンターなど設置場所を問わず利用できるほか、最大8TB(テラバイト)のSATA*2ハードディスクドライブを搭載できます。本製品はNAS(Network Attached Storage)装置単体としての利用に加え、「Cloud on-Ramp」として利用することでコンテンツクラウドを低コストで導入でき、中堅・中小企業や中小規模システムでのデータの一元集約・バックアップ作業など、効率的なデータ運用を実現します。
  また、機能ごとに設定操作を時系列で導くことができるウィザード形式でシステム設定が可能なGUIを管理画面に採用し、システム導入や運用を容易にします。これにより、約10分間で装置の初期設定を完了でき、迅速にシステムの利用を開始できます。
  さらに、既設のストレージ装置からオンラインでデータ移行できる「Universal File Manager for NAS」機能やスナップショット*3の作成/リストア機能、ファイル改ざん防止機能など、業務効率の向上やデータ保護に有用な機能も搭載しています。

*2
SATA : Serial Advanced Technology Attachment
*3
スナップショット : バックアップ用途などに、ハードディスクドライブのデータを特定のタイミングでイメージとして抜き出し、記録するもの。

新製品の価格・出荷時期

名称 概要 価格(税込) 出荷時期
「Hitachi Virtual File Platform 50」 1ノード構成
搭載メモリ4GB
物理容量4TB〜
99万7,500円〜 2011年
9月9日


  今回の発表にあたり、以下のコメントをいただいております。

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 ITエンジニアリング室 室長 藤岡 良樹 氏

  この度の「Hitachi Virtual File Platform」における低価格レンジの新製品リリースを心より歓迎いたします。
  弊社はお客さまが自社内に導入するシステムのインテグレーションビジネスとともに、弊社データセンターを活用した独自のクラウドサービスを積極的に展開しております。本新製品による「VFP」ラインアップ拡充は、特にデータアーカイブ用途におけるお客様の課題解決に対して SI、クラウドの両面で寄与できると期待しております。

株式会社インテック 理事 クラウドインテグレーション部 部長 岸 逸郎 氏

  株式会社インテックは、日立の仮想ファイルプラットフォーム「Hitachi Virtual File Platform」のラインアップ強化を心より歓迎いたします。
  当社としては、優れた機能と高い信頼性を誇る日立のストレージ製品の選択肢が拡がることで、より多くのお客さまに最適なサービスが提供できると期待しており、当社のさまざまなクラウドビジネスの一層の拡大に寄与すると確信しています。

関連情報

他社商標注記

  • 記載の会社名および製品名は、各社の商標もしくは登録商標です。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報・通信システム社
RAIDシステム事業部 販売推進本部 販売企画部 [担当 : 前田]
〒140-8573 東京都品川区南大井6-26-2
電話 : 03-5471-2202 (ダイヤルイン) 内線5854

以上

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