本文へジャンプ

Hitachi

このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。

2011年7月25日
日立GEニュークリア・エナジー株式会社

東南アジアにおける原子力エネルギー分野の人材育成プログラムを開始

  日立GEニュークリア・エナジー株式会社(取締役社長:魚住 弘人/以下、日立GE)は、このたび、国立大学法人東京工業大学(学長:伊賀 健一/以下、東工大)と共同で、主に東南アジアにおける原子力およびエネルギー・環境分野に関する国際人材育成プログラムを開始しました。本プログラムに関し、本日、ベトナム電力大学において、日立GEと東工大が講師を派遣する初回の出張講座を開講しました。

  東南アジアでは、各国が原子力発電所の新規導入を計画している中、大学などの教育機関も含め、原子力やエネルギー・環境分野における人材が不足しており、人材育成が急務となっています。特にベトナム社会主義共和国(以下、ベトナム)では、2010年10月31日に行われた日越首脳会談で、同国が2021年に運転開始をめざしている第2期原子力発電所建設計画の協力パートナーに日本を選出したことが表明され、その重要な条件の一つとして原子力エネルギー分野における人材育成協力が掲げられています。現在、環境とエネルギー関係については、世界的に多くの関心が寄せられており、特に今回の福島第一原子力発電所の事故を受けて、原子力発電における安全運転、リスク回避には、これまで蓄積した知識・技術を確実に継承するとともに、さらに専門的な教育・訓練を受けた人材を育成することが、国際的に緊急かつ継続的に不可欠となっています。

  このような背景の下、日立GEは、東工大と共同で原子力およびエネルギー・環境分野における人材育成を図るため、共同で国際人材育成プログラムを開始しました。2011年4月には、東工大大学院理工学研究科原子核工学専攻(以下、東工大原子核工学専攻)内に「国際原子力人材育成(日立GEニュークリア・エナジー)寄附講座」を設立しています。さらに、ベトナムをはじめとする東南アジアにおいて、現地の大学への出張講座の開設、日立GEの奨学金による東南アジアの大学から東工大原子核工学専攻への留学生の受け入れ、および、東工大原子核工学専攻の学生の国際原子力機関(IAEA)へのインターン派遣などの活動を進めています。今般、本活動の一環として、ベトナム電力大学において、日立GEのエンジニアや東工大の教授等が講師を務める出張講座を本日開講しました。この講座では、ベトナム電力大学の学部学生約40名が受講します。
  今後、これらの取り組みを東南アジアの他の大学とも連携して進める予定であり、東南アジアにおける原子力およびエネルギー・環境分野の国際人材育成プログラムを積極的に展開していきます。

  日立GEは、ベトナムをはじめとする東南アジアにおけるエネルギーの安定供給に貢献することを目的として、原子力およびエネルギー・環境分野における優れた人材の育成に注力していきます。

日立GEニュークリア・エナジー株式会社(日立GE)について

  日立GEは、2007年7月に株式会社日立製作所とGEの合弁会社として設立された、原子炉関連設備の開発、計画、設計、製造、検査、据付、試運転、保全サービス、およびこれを統括するプロジェクトマネジメントを一貫して実施する体制を持つ世界トップクラスの総合プラントメーカーです。これまで建設中も含めて国内で23基の実績があります。この中で、とりわけ、最新の改良型沸騰水型原子炉(Advanced BWR/以下、ABWR)については全てのABWRプラントに参画 (国内運転開始済4基、国内建設中3基)しています。海外では、台湾の龍門原子力発電所向けに、主要な原子炉設備を納入しています。

照会先

日立GEニュークリア・エナジー株式会社 事業企画本部 原子力事業企画部 [担当:和気]
〒101-8608 千代田区外神田一丁目18番13号 秋葉原ダイビル
TEL : 03-4564-4378 (直通)

以上

Adobe Readerのダウンロード
PDF形式のファイルをご覧になるには、Adobe Systems Incorporated (アドビシステムズ社)のAdobe® Reader®が必要です。