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2011年6月14日
株式会社日立東日本ソリューションズ
株式会社日立製作所

グローバルの組織間でのプロジェクト管理及び情報共有を
セキュアに実現するクラウドサービス「OnSchedule」の提供を開始

日立クラウドソリューション 「Harmonious Cloud」の「TWX-21」
SaaS事業支援サービス上で稼働

「OnSchedule」画面例

  株式会社日立東日本ソリューションズ(代表取締役社長 : 菱沼 茂樹、本社 : 宮城県仙台市青葉区本町、以下 日立TO)は、このたび、グローバルでの組織間の様々なプロジェクト管理で必要とする情報(ドキュメント、スケジュール管理やコミュニケーション)の共有を支援するサービス「OnSchedule」をメニュー化し、6月16日からサービス申込み受付を開始します。
  株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明、本社 : 東京都千代田区丸の内、以下 日立)は、日立クラウドソリューション「Harmonious Cloud」の企業間ビジネスメディアサービス「TWX-21」のSaaS事業支援サービスを利用し、SaaSメニューの1つとして「OnSchedule」を提供します。

  企業間の競争のグローバル化によりビジネス環境はめまぐるしい変化を遂げており、ITシステム活用は、こうした変化への迅速な対応力が重要な要素の一つとなっています。また、セキュリティ強化や災害リスク回避等の観点から、信頼性とセキュリティに優れたデータセンター上で運用される「クラウドサービス」の活用や、ビジネスの複雑化に伴う複数の企業・拠点・部門間でのITシステムを活用した「情報共有による業務効率向上」のニーズが拡大しています。
  このような背景のもと、日立TOがプロジェクト管理システム構築における数百社の導入実績で培ったノウハウを活かして「OnSchedule」を開発しました。

  「OnSchedule」を利用することで、ユーザー企業は、プロジェクトの進捗状況、成果物や担当者間で発生するQ&Aといった、プロジェクトを効率的に進めるうえで役立つ情報がリアルタイムで一元共有でき、グローバルの企業・拠点・部門間で常に最新の情報を認識することができます。また、ドキュメントや情報のメールによる受渡し、進捗やドキュメントの最新バージョン管理など、情報共有で発生する作業の負荷を軽減し、業務の安全/円滑な推進をはかります。
  日立TOは、調達・設計・情報システムといった部門など、複数の企業・拠点・部門で情報共有を行う企業に向けて「OnSchedule」の拡販を開始し、順次、適用業種・業務を拡大しながら、3年間累計で、日立と連携して「TWX-21」会員を含め、500件の契約をめざします。
  また、「OnSchedule」は、「TWX-21」のSaaS事業支援サービスを活用し、運用はクラウドサービス提供の拠点であるHarmonious Cloud センタで行うため、「TWX-21」と同じサービスレベル(セキュリティ基準・運用基準など)で提供します。
  なお、日立は「OnSchedule」をSaaS事業支援サービス適用の第一弾として推進し、製造・流通業向けマーケットプレースを拡充していきます。

「OnSchedule」の特長

(1) 情報の一元化とリアルタイムの最新情報共有による業務の効率化

  進捗管理機能により、ガントチャートを利用してプロジェクトのスケジュールを立案できます。また、日々の作業実績を記録することで進捗の管理もできるため、ユーザー企業の拠点間においてメール添付による進捗表の受け渡しで発生しがちな拠点間での情報差異を防止します。
  また、ドキュメント管理機能により、ドキュメントのバージョン管理ができ過去のバージョンを含めた体系的な一元管理や、メール添付が困難な大容量ファイルを共有できます。
  これらにより、情報の参照誤りや必要な情報を探すための工数を削減できます。

(2) セキュアな環境での運用

  「OnSchedule」を運用する「TWX-21」は、国内屈指の堅牢なデータセンタに設置されたクラウドサービス提供の拠点であるHarmonious Cloudセンタで運用されており、ネットワークからアプリケーションに至るまで何層ものセキュリティ対策を施しています。そのため、入力された重要なデータやネットワーク保護のために新たに過剰な投資を行うことなく、安心して使用できます。
  具体的には、接続元IP制限機能により、接続可能なIPアドレスを制限することで、自宅やインターネットカフェからのデータダウンロードによる情報漏洩を防ぎます。

(3) グローバルでの情報共有実現

  国内外で導入実績のある「TWX-21」を活用するクラウドサービスのため、国内や海外などの分散した環境で運営されているプロジェクトでも情報共有が可能です。また、日本語・中国語・英語の画面インタフェースを同時に提供しているため、3か国語が混在するデータも入力でき、海外拠点との情報共有にも活用できます。

「OnSchedule」利用イメージ

「OnSchedule」の主な機能一覧

機能名 概要説明
プロジェクト進捗管理 ガントチャートを利用してプロジェクトのスケジュールを立案できます。
また、日々の作業実績を記録することで進捗を管理できます。
ドキュメント管理 プロジェクトの成果物である設計ドキュメントや納品物などのドキュメント
を登録し、共有することができます。登録されたドキュメントは履歴管理
されます。
フォーム管理 プロジェクトで発生する質問(Q&A)、仕様変更、レビュー指摘、課題や懸
案などのように書式が決められた情報を登録することができます。フォー
ムに登録された情報は検索、統計情報の表示、一括ダウンロードなどを
行うことができます。
ディスカッション管理 プロジェクトで発生する課題や問題に対し、プロジェクトメンバーの間で議
論することができます。
メール通知 プロジェクトの情報が更新された際、プロジェクトメンバにメールで更新を
通知することができます。

サービスの価格および提供開始時期

サービス 月額価格 申し込み受付開始日 提供開始時期
情報共有サービス
「OnSchedule」
10,500円〜
(税抜 : 10,000円〜)
2011年6月16日 2011年7月11日

企業間ビジネスメディアサービス 「TWX-21」

  「TWX-21」は1997年にサービス開始し、現在では、約400業種、約43,000社(20か国地域)に利用されている国内最大級の企業間商取引基盤です。「TWX-21」の基盤を活用し、複数の企業間活動にかかわる設計・製造管理や受注管理など企業の業務システムを支援するクラウドサービスとして、各種業種、業態別に提供するアプリケーションサービスの拡充を図っています。
  また、サービス開始以来、ユーザー企業のニーズをいち早く把握するため、「グローバルヘルプデスク」および「ユーザー連絡会」を設置し、利用ユーザーが安心して使い続けられるサービスの環境を提案しています。今後も、「TWX-21」上で実現するさまざまなアプリケーションサービスの開発とさらなるメニューの拡充を図っていきます。

関連情報

第22回設計・製造ソリューション展出展について

  6/22(水)〜6/24(金)に東京ビッグサイトにて開催される『第22回設計・製造ソリューション展』に、今回提供を開始する「OnSchedule」および企業間ビジネスメディアサービス「TWX-21」を出展し、クラウドで実現する「グローバル情報共有ソリューション」をご紹介します。

お問い合わせ先

株式会社日立東日本ソリューションズ

グローバル事業開発グループ [担当 : 戸沢]
〒210-0007 神奈川県川崎市川崎区駅前本町12番1号川崎駅前タワー・リバーク
電話 : 044-210-1904(ダイヤルイン)

株式会社日立製作所

情報・通信システム社 産業・流通システム営業統括本部
産業第二営業本部 eソリューションG [担当 : 高橋]
〒140-8573 東京都品川区南大井六丁目26番2号 大森ベルポートB館
電話 : 03-5471-2851(ダイヤルイン)

以上

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