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Hitachi

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2011年6月10日

産業用コンピュータ「HF-W2000モデル35/30」を販売開始

高信頼スリムモデルのラインアップを強化

[画像]「HF-W2000モデル35/30」

  株式会社日立製作所 (執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、このたび、産業用コンピュータ「HF-Wシリーズ」のラインアップに「HF-W2000モデル35(高機能モデル)」と「HF-W2000モデル30(エントリーモデル)」を加え、本年7月29日から販売を開始します。
  状態表示デジタルLEDや豊富なRAS*1機能を標準搭載しているHF-W2000モデル35は、主に高機能端末や装置組み込み用途に、HF-W2000モデル30は主に端末用途に使用されることを想定しています。また、HF-W2000モデル35には、インテル® Core™ i7-610Eプロセッサー (2.53GHz)を、HF-W2000モデル30には、インテル® Celeron ® プロセッサー P4505 (1.86GHz) を搭載し、性能向上を実現しました。

*1
RAS(Reliability Availability Serviceability) : 信頼性の尺度としてよく用いられる信頼度、保守性、可用性を列挙したもの。

  産業用コンピュータは、24時間連続稼働と7年以上の長期使用を想定した高い信頼性および長期安定供給が要求される製品です。従来、半導体・液晶をはじめとする各種製造装置や検査装置、交通、計装分野におけるシステムや装置の監視・制御などに利用されてきました。加えて、昨今では情報・通信インフラ分野などの端末用途として、コンパクトでありながら長期使用と高い信頼性を実現する産業用コンピュータへの注目が高まっています。

  今回、HF-W2000モデル35/30では、ビル・セキュリティやコールセンター、窓口端末などの長期使用端末としても使用できるようにするため、デュアルディスプレイ表示や静音化を実現しました。また、生産現場端末や装置組み込み用途で重要視される温度条件(周囲温度動作時:5〜40度)をカバーし、新機能(Windows® 7、PCI-Expressをサポート)を実装すると共に、従来システムの移行性(Windows® XP、PCIを継続サポート)にも配慮しました。

  なお、今回販売開始する「HF-W2000モデル35/30」は、本年6月15日(水)から17日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「スマートグリッド展2011」において展示する予定です。

新製品の特長

1. 長寿命化設計によりトータルコストを低減

  24時間7年の連続稼働に対応した長寿命部品を採用。顧客による製品の交換回数が低減できるため、新たな製品の購入費や機能再検証費用など、システムのTCO*2削減が可能です。
  また、保守サービスとして、センドバック修理(5年、7年および10年)からオンサイト24時間保守まで対応しています。

*2
TCO(Total Cost of Ownership) : コンピュータシステムの導入、維持・管理などにかかる費用の総額。

2. システムの性能を向上

(1) 高性能プロセッサーの採用
  【HF-W2000モデル35】インテル ®Core™ i7-610Eプロセッサー (2.53GHz)を搭載
  【HF-W2000モデル30】 インテル® Celeron® プロセッサー P4505(1.86GHz)を搭載
(2) デュアルディスプレイ表示、フルHD表示に対応
  アナログとデジタル、2種類の出力端子を標準搭載し、窓口端末用途などで求められるデュアルディスプレイ表示が可能。またフルHD表示にも対応しています。

3. Windows® XP(32ビット)、Windows® 7(32ビット)をサポート

  産業用システム分野で実績があるMicrosoft® Windows® XP Professional(32ビット)を継続提供する一方、Microsoft® Windows® 7 Professional(32ビット) にも対応し、従来システムをスムーズに移行することが可能です。

4. 高信頼設計による安定稼働

  プリント基板からコネクタ、IC、ディスクリート素子まで、厳しい評価基準を満たした部品を採用し、24時間連続稼働と7年間の長期使用を考慮した高信頼設計を行っています。また、メインメモリーの1ビットエラーを自動的に修復するECCメモリーを採用し、稼働率の向上を図るとともに、すべての製品を対象とした出荷時の温度試験*3を実施することにより、フィールド故障率の低減に努めています。

*3
温度試験 : 仕様最大の温度と仕様最小の温度において正常に動作するか否かを確認する試験。

5. 高い拡張性を確保

  PCI-Express(x8)1スロット、(x1) 1スロットに、PCIを1スロット加え、合計3スロットをサポートしています。PCIのみ対応のボードを搭載している場合も手間なく移行することが可能です。また、USBを8ポート、ギガビットEthernetを2ポート標準搭載しています。

6. 海外安全規格に対応

  UL/CSA/CEマーク/CCC*4などの海外安全規格に準拠するとともに、RoHS指令*5にも対応しています。

*4
UL/CSA/CEマーク : 海外の安全に関する規格(UL(米国)、CSA(カナダ)、CEマーク(欧州連合)、CCC(中国))。
*5
RoHS(Restriction of Hazardous Substances)指令 : 電気機器などにおける特定有害物質の使用制限に関する欧州連合による指令。2006年7月に施行された。

新製品の価格と出荷時期

モデル プロセッサー OS RAID機能 価格 出荷予定
時期
HF-W2000
モデル35
インテル® Core™
i7-610E
プロセッサー
(2.53GHz)
Windows® XP
Professional
(32bit)

Windows® 7
Professional
(32bit)
RAIDなしHDD
(Aモデル)
オープン
価格
2011年
8月31日
ハードRAID1
モデル
(Dモデル)
2011年
12月28日
HF-W2000
モデル30
インテル® Celeron®
プロセッサーP4505
(1.86GHz)
RAIDなしHDD
(Aモデル)
2011年
10月28日
ソフトRAID1
モデル
(Bモデル)
2012年
2月29日
  • * SSDを搭載したモデルも今後出荷予定です。

関連情報

他社商標注記

  • Microsoft、Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
  • インテル、Celeron、Coreは、アメリカ合衆国およびその他の国におけるIntel Corporationの登録商標または商標です。
  • その他、記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報制御システム社
事業統括本部 情報制御機器マーケティング部 [担当 : 引野]
〒101-8608 東京都千代田区外神田一丁目18番13号 (秋葉原ダイビル16F)
電話 : 03-4564-3671 (直通)

以上

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