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2011年6月9日
BCM対応やクラウドコンピューティングなど
アウトソーシングサービス需要の高まりに対応
株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西宏明／以下、日立)は、このたび、岡山県内に3棟目となるデータセンター専用ビルを建設し、新データセンター「日立岡山第3センタ」を開設することを決定しました。
新データセンターでは、事業継続マネジメント(BCM)対応、クラウドコンピューティングなど、新しい時代のアウトソーシングサービス需要の高まりに応え、高信頼・高品質のサービスを提供します。これを通じて、日立はアウトソーシングサービス事業のさらなる拡大を推進していきます。
なお、新データセンターでは、2012年度中をめどにサービスの提供を開始する予定です。
近年、情報システムの運用管理に対するTCO(Total Cost of Ownership)などのコスト削減意識の高まりや、クラウドコンピューティング技術の発達により、社会を支える情報インフラとしてのデータセンターへのニーズはますます高まっています。
また、東日本大震災以降、企業などのBCM対応に伴うシステムバックアップ需要の急増や、東日本における電力不足などを受け、西日本のデータセンターに対する需要が特に高まりつつあります。
日立は現在、「社会イノベーション事業」の拡大に向け、その主要事業のひとつである情報・通信システム事業の強化を進めています。この中でデータセンターを、これまでもBCMソリューションや日立クラウドソリューション「Harmonious Cloud」などを提供するための拠点としても位置づけてきました。
こうした中、日立は、岡山県内に新たにデータセンター専用ビルを建設し、「日立岡山第3センタ」として開設することを決定しました。西日本では岡山県をはじめ、大阪府、福岡県などにデータセンター拠点を設置しています。
今回、開設が決定した「日立岡山第3センタ」は、「JDCC*1データセンター ファシリティ スタンダード」のティア4*2の基準に適合するデータセンター専用ビルとして、強固な地盤への基礎免震構造や完全二重化電源などを採用した、堅牢な高信頼建物設備を備えます。また、セキュリティ面においても、指静脈認証による入退出管理やカメラと連動した防犯センサなど、万全の設備を整える予定です。なお、建設予定地は、活断層・湾岸・河川から十分な距離があり、自然災害面で安全性の高い立地です。
また、高効率設計の空調機や無停電電源装置(UPS)を導入し、設備配置の最適化を行うなど、最先端のグリーンIT技術を採用することにより、地域・地球環境へも配慮します。
さらに、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)認証やITSMS(ITサービスマネジメントシステム)認証を取得し、FISC*3の「金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準」にも準拠した、高信頼・高品質なアウトソーシングサービスの提供をめざします。
株式会社日立製作所 情報・通信システム社 ITサービス事業部
データセンタ本部 [担当 : 萩原]
〒212-8567 神奈川県川崎市幸区鹿島田890 日立システムプラザ新川崎
電話 : 044-549-1322(ダイヤルイン)
以上
