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2011年5月25日
株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」のハイエンドモデル「BS2000」(高性能サーバブレード*1)に最新のインテル® Xeon® プロセッサーE7ファミリーを採用し、現行モデルと比べ最大1.3倍の処理性能向上を実現するなど強化を行い、5月26日から販売を開始します。
同時に「BS2000」(標準サーバブレード*2/高性能サーバブレード)に、サーバ装置内のデータ伝送路であるI/O(データ入出力)バスの障害を検出し、システム全体からの障害の切り離しを可能とする「PCIe*3障害閉塞機能」を追加します。これにより、I/Oバスの障害発生時にシステムの継続稼働が可能となります。
近年、企業や金融機関、自治体のデータベースシステムなど、ユーザーの中核業務を担う基幹システムでもPCサーバなどを活用したコストパフォーマンスの高いシステムが注目されてきており、PCサーバへのニーズが拡大しています。そのため、従来、基幹業務を行ってきたメインフレームやUNIXサーバと同様、PCサーバも高い処理性能に加え、システムの長期にわたる安定稼働を実現する高い信頼性・可用性などが、より一層求められています。
今回、「BS2000」(高性能サーバブレード)に最新のインテル® Xeon® プロセッサー E7ファミリーを新たに採用し、現行モデルと比べ最大1.3倍の処理性能を実現します。あわせて、16GB(ギガバイト)の大容量メモリを採用し、最大メモリ容量*4を現行モデル比1.5倍となる1.5TB(テラバイト)に拡大します。これらにより、データ分析システムや大量データ処理システムなど高い処理性能が求められるシステムの効率的な運用が可能となります。
同時に、「BS2000」(標準サーバブレード/高性能サーバブレード)に、I/Oバスの障害を検出し、システム全体からの障害の切り離しを可能とする「PCIe障害閉塞機能」を追加します。本機能により、I/Oバスの障害発生時にシステムの継続稼働が可能となります。また、日立サーバ仮想化機構Virtageとあわせて利用することで、1台のサーバ装置上に多数の仮想マシンを集約した仮想化環境でもシステムの安定した継続稼働が可能となり、システム運用の負担軽減を実現します。
なお今回強化した「BS2000」(高性能サーバブレード)は、国立大学法人北海道大学(総長 : 佐伯 浩/以下、北海道大学)の北海道大学情報基盤センターにて本年11月から運用が開始される「北海道大学アカデミッククラウド」での利用が決定しています。クラウドシステムの中核として利用され、北海道大学内に散在するアプリケーションサーバ、Webサーバなどの集約や学術・研究者向けのキャンパスクラウドの実現に貢献します。
日立は今後も、最新プロセッサーの搭載や仮想化技術をはじめとした日立独自開発の技術を強化し「BS2000」の性能や信頼性を向上するとともに、長期間のシステム保守もあわせて提供することで、基幹システムのさらなる高信頼、効率的な運用を実現していきます。
製品 | 概要 | 価格 | 提供開始時期 |
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「BS2000」 高性能サーバブレード (OSレスモデル) |
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199万5,000円〜 (税抜190万円〜) |
6月30日 |
統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」は、ブレードサーバ、ストレージ、ネットワークとシステム管理ソフトウェアを組み合わせ、システム全体の統合的な運用管理を実現するシステム基盤製品です。ブレードサーバ部のラインアップとして、基幹システムに適したハイエンドモデル「BS2000」やPCサーバ統合を効率的に行う小型高集積モデル「BS320」などを持ち、幅広い用途に利用されています。
電話 | 0120-2580-12 |
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利用時間 | 9:00〜12:00、13:00〜17:00(土・日・祝日を除く) |
以上