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2011年3月2日
株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、このたび、企業や大学の研究・開発部門向けに、特別な免許取得の必要がない超広帯域無線(Ultra Wide Band radio、以下 UWB)の7〜10GHzハイバンド周波数帯を用いて、無線タグの位置を誤差30cm程度と高い精度での位置検知が可能な高精度位置検知システム「AirSense UWB Hi-bandモデル」を開発し、3月3日から販売を開始します。
近年、企業や大学などでは、人・モノの位置情報を活用し、業務の効率化や高いサービス提供レベルの実現のために研究・開発が進められています。例えば、工場・工事現場での資材管理や作業員の安全管理、地下街やスーパーなどでの顧客・従業員の動きを活用した店舗計画への適用など、幅広い分野で位置情報の活用が検討されています。これらの背景を受け、より正確な位置情報の把握の必要性がさらに高まっています。
日立は、これまでUWB無線の3〜4GHzローバンド周波数帯を用いた位置検知システムを提供してきましたが、今回販売開始する「AirSense UWB Hi-bandモデル」は、株式会社 日本ジー・アイ・ティー(代表取締役社長 : 伊田 省悟)の技術を活用し、7〜10GHzハイバンド周波数帯を用いた高精度位置検知システムです。従来のローバンド周波数帯は、第4世代移動通信システム(4G)で利用が検討されている電波と同じ帯域を使用するため、利用するには免許を取得する必要がありましたが、今回、免許を取得することなくシステムが利用できます。また、人・モノの位置情報を誤差30cmと高い精度で位置検知できるほか、無線タグを読み取る固定機を棚や壁などに複数設置することで三次元での位置検知も可能となります。
これらにより、企業や大学などの研究・開発部門では、工場やオフィス、店舗といった比較的狭く、ノイズや電波の反射が多い環境において、導入期間やコストを抑え、数十cmの高い精度で確認できる位置検知システムをより容易に導入することができます。
日立は、今後も位置情報を活用したサービスや業務の適用範囲の拡大に向けたマーケティング活動を進めるとともに、位置情報と温度や動きなどの各種センサ情報を組み合わせたソリューション提案を積極的に行っていきます。
なお、本製品は、3月8日から11日まで東京ビックサイトにて開催される第19回セキュリティ・安全管理総合展「SECURITY SHOW 2011」の日立ブースにて紹介します。
製品名 | 価格 | 出荷時期 |
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AirSense UWB Hi-band モデル | 個別見積 | 2011年4月28日 |
項目 | 数量 |
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無線固定機(取付金具、ACアダプター、USBケーブル含む) | 4個 |
無線タグ | 2個 |
無線タグ充電用クレードル | 2個 |
制御ソフトウエア*2 | 1式 |
位置管理アプリケーション*2 | 1式 |
記載の会社名および製品名は、各社の商標もしくは登録商標です。
株式会社日立製作所 情報・通信システム社 ワイヤレスインフォ統括本部 【担当 : 上野、荻野】
〒140-8573東京都品川区南大井6-26-2 大森ベルポートB館
TEL : 03-5471-2276 (ダイヤルイン)
以上