ニュースリリース

「Inter Aqua 2011 第2回国際水ソリューション総合展」に
日立グループブースを出展

  株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明)と、株式会社日立プラントテクノロジー(取締役社長 : 東原 敏昭)は、2011年2月16日(水)から18日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「Inter Aqua 2011 第2回国際水ソリューション総合展」に出展します。今回の展示では、日立グループの水環境ソリューション事業の取り組みの中から、ITを活用した水循環管理・制御技術や膜を利用した高度水処理技術、さらには上下水道の管理・運営事業など、グローバルでの取り組みについて紹介します。

出展内容

(1) 「インテリジェントウォーターシステム」について

  水循環を“水＋情報の流れ”として捉え、水道水から生活排水、産業排水まで身の回りのさまざまな水情報を、ITを活用したネットワークで一元管理・制御することで効率的な都市の水循環を実現する、「インテリジェントウォーターシステム」をパネル展示と映像にて紹介します。

(2) モルディブ共和国での上下水道の管理・運営事業の取り組みについて

  水環境ソリューション事業のグローバル展開の一環として、2010年3月にモルディブ共和国の上下水道運営事業会社であるマレ上下水道社(Male' Water and Sewerage Company Pvt. Ltd.)の株式20％を取得し、管理・運営事業に参画しました。その取り組みの状況をパネル展示と映像で紹介します。

(3) アラブ首長国連邦(UAE)ラスアルハイマ首長国での水再生事業ついて

  独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「省水型・環境調和型水循環プロジェクト」の一つとして、UAEラスアルハイマ首長国のアルガイル工業団地において、海外水循環ソリューション技術研究組合(GWSTA)*1が実施している水循環実証事業*2の取り組みについて映像で紹介します。

(4) MBR(Membrane Bio-Reactor : 膜分離活性汚泥法)＋RO(Reverse Osmosis : 逆浸透)膜システムについて

  MBRとRO膜を組み合わせた、下水の処理および処理水の再利用に適した省スペースでコンパクトな高度水処理システムを、パネル展示と映像にて紹介します。

(5) 配水コントロールシステムについて

  配水量と配水圧力分布をオンラインかつリアルタイムでシミュレーションし、最適な制御を行うことで、上水の給水圧力の安定化と漏水の低減に貢献する配水コントロールシステムを、パネル展示とPCによるデモンストレーションにて紹介します。

  今後も、日立グループでは、水環境ソリューション事業を「社会イノベーション事業」における成長分野と位置づけ、グローバル展開を加速していきます。

*1

海外水循環ソリューション技術研究組合(GWSTA) : 株式会社日立プラントテクノロジーと東レ株式会社が2010年3月10日に設立した技術研究組合。水ビジネスの国際展開加速に向けて、先進の水循環システムの開発や事業運営・管理ノウハウの蓄積、独自の水循環ソリューションの構築・事業化が目的。なお、GWSTAは、2010年4月1日に株式会社日立プラントテクノロジーから本案件に係る権利義務を承継しており、株式会社日立プラントテクノロジーはGWSTAの研究分担先として活動している。

*2

水循環実証事業 : UAEラスアルハイマ首長国のアルガイル工業団地に水循環事業体を設置し、下水処理費用を徴収、再生水を販売する実証事業。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 水環境ソリューション事業統括本部 企画部 [担当 : 花岡]
〒101-8608 東京都千代田区外神田一丁目18番13号
TEL : 03-4564-3064 (直通)

株式会社日立プラントテクノロジー 環境システム事業本部 事業企画本部 企画部 [担当 : 美川]
〒170-8466 東京都豊島区東池袋四丁目5番2号
TEL : 03-5928-8583 (直通)

以上