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2011年2月9日
約40億円を投じ製造能力を1.7倍に拡充し、グローバルな市場拡大に対応
株式会社日立製作所(執行役社長:中西宏明/以下、日立)は、このたび、日立事業所山手工場(茨城県日立市)において風力発電用の発電機製造工場の新棟を竣工しました。日立は、新棟建設と増産体制の構築に約40億円を投資し、今後、風力発電用発電機の製造能力を1.7倍へ増強することで、グローバルな市場拡大に対応していきます。
現在、環境保全を目的として、自然エネルギーのより効果的な活用技術が世界的に注目されています。その中でも風力発電は、CO2排出抑制に貢献する環境配慮型のエネルギーとして、2009年に160GWであった発電出力が2014年には445GWにまで増加する*1ことが見込まれており、風力発電用発電機の需要は今後もグローバルに拡大していくことが予想されています。
日立は現在、「グローバル」「環境」「融合」をキーワードに「社会イノベーション事業」に注力しており、風力発電を含む新エネルギー事業は、日立グループ内の電力・電機システム、制御システム、情報・通信システム分野の幅広い技術・ノウハウを結集して推進している重要な事業分野の一つです。風力発電分野では、出力の不安定な風力電源を安定的に電力系統につなぐ日立独自の「電力優先制御システム」を強みとして、風力発電機・コンバーター(電力変換機)や大容量パワーコンディショナー*2などの優位性が高い技術・製品を幅広く展開しています。また、日立は、富士重工業株式会社と共同開発した、ダウンウィンド型*3として世界最大の定格出力2,000kWの風力発電システムの拡販を推進しています。
日立はこのたび、日立事業所山手工場内に風力発電用発電機を製造する新棟を、2011年1月27日に竣工しました。今後、段階的に増産体制の構築を進め、今後期待される風力発電の市場拡大に対応していきます。具体的には、今回竣工した新棟と今後進める増産体制の構築に約40億円を投資し、機械工程集約やタクトタイム*4低減、リードタイム短縮による生産効率の向上を図り、最終的に、製造能力を2013年までに現在の1.7倍となる2,400台/年へ増強します。日立は、風力発電用発電機の事業拡大を図り、2015年度には、6%以上まで高め、世界シェアトップクラスをめざしていきます。
日立は今後も、環境性能に優れた風力発電等の新エネルギー事業を推進し、低炭素社会の構築に貢献していきます。
建屋構造 | 鉄骨平屋建(一部2階建) |
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所在地 | 茨城県日立市白銀町1-1-1 |
建築面積 | 7,973㎡ |
延べ床面積 | 8,660㎡ |
建屋竣工日 | 2011年1月27日 |
株式会社日立製作所 電力システム社 経営管理本部 広報・渉外室 [担当:細田]
〒101-8608 東京都千代田区外神田一丁目18番13号
TEL : 03-3258-6457 (直通)
以上