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Hitachi

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2010年10月22日
株式会社日立製作所
Hitachi Europe, Ltd.

日立ヨーロッパがTELEHOUSE EUROPE社に
高効率モジュール型データセンタ空調設備を納入

  株式会社日立製作所 (執行役社長:中西 宏明/以下、日立)の欧州における現地法人Hitachi Europe, Ltd. (社長:清水 章/以下、日立ヨーロッパ)は、このたび、英国ロンドンにあるTelehouse International Corporation of Europe Ltd. (社長:三井 徳次/以下、TELEHOUSE社)のTELEHOUSE LONDON Docklands Westデータセンタ(以下、London West DC)内に、高効率モジュール型データセンタ(MDC)を構築し、冷媒自然循環(NC; Natural Circulation)方式空調設備を納入しました。

  2010年から英国に導入された制度「Carbon Reduction Commitment(CRC)」により、イギリス企業は二酸化炭素(CO2)排出量削減が喫緊の課題となっております。この流れを受け、TELEHOUSE社はより省電力なDC運用に取り組んでおりました。
  また、ITの高集積化へのニーズは年々増えており、日立はこれに応えるべく、高密度かつ省電力なIT環境の提供について、2010年4月より、TELEHOUSE社と共同で検討を進めており、この度、提供環境が整いましたのでTELEHOUSE社へ納入をいたしました。

  TELEHOUSE社は、London West DC内において、幅7.8m、横3.6m、計28平方メートルのITエリア内に高効率モジュール型データセンタを構築しています。今回、日立はその中に、冷媒自然循環技術が搭載されたドア型NC空調機(NCドア;主冷却機)およびラック型NC空調機(NCラック;バックアップ用)を納入しました。消費電力量が多い従来の据置型室内空調機を用いないため、室内空調機としては消費電力を抑えることができます。また、従来の据置型室内空調機では1ラックあたり3〜6kWまでしか冷却できませんでしたが、日立NC空調導入により、10kWまで冷却可能になります。

  今回、その環境に設置した主な製品および特徴は以下のとおりです。

高効率モジュール型データセンタに設置した製品

  • ドア型NC空調機 11台
  • ラック型NC空調機 4台
  • シェルアンドチューブ(水冷式)熱交換器(HEX) 4台
  • 配管および冷媒温度制御用3方弁

特徴

  • ポンプ、圧縮機が不要なため、消費電力が削減できます。
  • IT熱負荷の変動に応じて、ファンの回転速度と冷媒流量の自動またはマニュアルでの設定、制御ができます。
  • 熱交換器に必要となる冷水は、外部チラーにより冷却されるため、新たな設備が不要です。

関連情報

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報・通信システム社 国際情報通信統括本部 [担当:酒井、幸(ゆき)]
〒140-8572 東京都品川区南大井6-27-18 日立大森第二別館
TEL : 03-5471-3224 (ダイヤルイン)

以上

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