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2010年7月9日
株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、このたび、流体解析や衝突解析、気象予測といった科学技術計算分野向けのスーパーテクニカルサーバ「SR16000シリーズ」に、POWER7™プロセッサーの搭載により消費電力あたりの性能を従来モデル「SR16000 モデルL1」に比べ約4.6倍となる433MFLOPS*1/ワット*2に向上した新モデル 「SR16000 モデルXM1」(以下、「XM1」)を追加し、7月12日から販売を開始します。
今回販売を開始する「XM1」は、OSにAIX®を採用したスカラ機*3の科学技術計算分野向けスーパーテクニカルサーバです。1ノード*4に最新のPOWER7™プロセッサーを4個、メモリを最大256GB搭載でき、最大512ノードの接続が可能です。消費電力あたりの性能向上に加え、512ノード構成時の理論ピーク性能*5も従来モデルと比べ約2倍となる432TFLOPS*6に向上し、世界最高クラスの性能を実現します。これにより、電気代などのシステム運用コストの削減と計算処理時間の短縮を両立した、高信頼・高性能なスーパーコンピュータシステムを構築できます。自動的に演算の並列処理を行う「自動並列化コンパイラ」や「クラスタ管理技術」といった日立独自の技術や運用管理ノウハウを組み合わせることで、ユーザーはスーパーコンピュータシステムの性能を最大限に引き出すことができます。
さらにベクトル機*7ユーザーに対しても、システム導入、構築を可能とするきめ細かいシステム構成・性能チューニングを提供し、ベクトル機からの容易なプログラム移行を実現します。
日立は、今後も先端技術を取り入れたテクニカルサーバの開発を進め、「SR16000シリーズ」をはじめとするテクニカルサーバの提案、システム導入を積極的に行っていきます。また、本年4月に開設した科学技術計算用ソフトウェア群の提供や運用支援を行う「サイエンス・クラスタ推進センタ」によるシステム提案や支援活動を推進し、先進的なスーパーコンピュータシステムをユーザーと共に構築していきます。
製品名 | 冷却方式 | プロセッサー (周波数) |
ノードあたり プロセッサー数 (way) |
ノードあたり 最大メモリ容量 |
最大ノード数 |
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SR16000 モデルXM1 |
空冷*8 | POWER7™ (3.3GHz) |
4個 (32way) |
256GB | 512ノード |
製品名 | 価格 | 出荷時期 |
---|---|---|
SR16000 モデルXM1 |
個別見積 | 2010年11月1日 |
電話 | 0120-2580-12 |
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利用時間 | 9:00〜12:00、13:00〜17:00(土・日・祝日を除く) |
以上