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Hitachi

このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。

2010年6月23日

ミッドレンジディスクアレイ
「Hitachi Adaptable Modular Storage 2000シリーズ」を機能強化

同時に、「Oracle Database 11g Release 2」を用いたバックアップシステムを提供

[画像]「Hitachi Adaptable Modular Storage 2000シリーズ」(最上位モデル:Hitachi Adaptable Modular Storage 2500)

  株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、このたび、ミッドレンジディスクアレイ「Hitachi Adaptable Modular Storage(日立アダプタブルモジュラーストレージ)2000シリーズ」(以下、AMS2000シリーズ)に、ボリューム容量仮想化機能の標準搭載や増設ディスクアレイ筐体の対応ディスク拡充など機能強化を行い、6月23日から全世界で販売を開始します。
  具体的には、「AMS2000シリーズ」の最上位モデル「AMS2500」をはじめ3機種に、従来オプション機能であったディスクアレイの容量使用効率を最大化できるボリューム容量仮想化機能「Hitachi Dynamic Provisioning」(日立ダイナミックプロビジョニング)*1を標準搭載するとともに、通常の「増設筐体」に比べ約2倍以上の密度で増設できる「高密度拡張筐体」に、高信頼で、データの高速アクセスが可能なSASハードディスクドライブ(以下、HDD)が搭載できるようになります。
  これらにより、ディスクアレイ容量の効率的な活用ができ、初期導入コストを低減した柔軟なシステム構築を実現するとともに、企業のビジネス拡大に合わせディスクアレイの容量を追加していく場合も、省スペースで高効率なシステム運用を実現します。

*1
Hitachi Dynamic Provisioning :ディスクアレイの実装容量に依存せずにサイズの大きな仮想容量を定義できるため、複雑な容量設計を不要にします。これにより、ディスクアレイの容量使用効率を最大化し、投資対効果を向上するほか、ディスクアレイの省電力や運用管理コストの改善にも繋がります。

  また同時に、日立は日本オラクル株式会社(代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄/以下、日本オラクル)との共同検証のもと、「AMS2000シリーズ」と日本オラクルの「Oracle Database 11g Release 2」(以下Oracle Database 11g R2)を用い、更新データのみのバックアップを行う「高速増分バックアップ」と格納データ全体のバックアップを行う「高速フルバックアップ」を併用した効率的なバックアップシステムを提供します。異なるバックアップ方式を併用する際の複雑なシステム設計を軽減できるため、顧客ニーズに応じたバックアップシステムの構築を容易に実現し、システム運用の負荷を軽減します。

  日立は、今後も、金融や製造などのさまざまな分野に仮想化技術を核として、導入コストを削減し、業務効率を最大化するストレージソリューションの提案、導入を積極的に進めていきます。

機能強化の内容

1. ボリューム容量仮想化機能「Hitachi Dynamic Provisioning」を標準搭載

従来オプション機能として提供していたボリューム容量仮想化機能「Hitachi Dynamic Provisioning」を標準搭載し提供します。製品の導入時から本機能を活用できるため、段階的な容量拡張の際の複雑な容量設計を不要にしつつ、ディスクアレイ容量の使用効率の高いシステム運用が可能となります。これにより、金融業界をはじめ、さまざまな業界において、顧客の投資対効果を向上させるとともに、運用管理コストの改善を実現します。

2. 「高密度拡張筐体」にSAS HDDを新たに搭載可能

今回、通常の「増設筐体」に比べ約2倍以上のHDD搭載密度での増設ができる高さ4U(約178mm)の「高密度拡張筐体」に、従来の大容量SATA HDDに加え、新たに高信頼で、データの高速アクセスが可能なSAS HDDの搭載が可能となります。これにより、高性能なSAS HDDを必要とするオンラインシステムやデータベース処理などの基幹系システムに対しても、高密度に集約したシステム構築ができ、設置スペースの削減を図ることができます。

3. ホストインタフェースの拡張性の拡大

中位モデル「AMS2300」や「AMS2100」では、8Gbpsの高速ファイバチャネルホストインタフェースの物理ポート数を従来と比べ2倍に拡張します。高価なファイバチャネルスイッチを経由せず、より多くのサーバと直接接続できるため、導入コストを低減したシステム統合を実現します。また、IPネットワークを活用しデータ転送するiSCSIホストインタフェースに対応できます。従来、最上位モデル「AMS2500」でしか実現できなかったファイバチャネルとiSCSIのホストインターフェース混在環境も対応できるようになり、オンライン業務とリモートバックアップなど、ユーザの利用形態に合わせた使用ができ、システム投資を最小限に抑えることができます。

「AMS2000シリーズ」と「Oracle Database 11g R2」によるバックアップシステムの特長

今回、日立は日本オラクルとの共同検証のもと、「AMS2000シリーズ」と「Oracle Database 11g R2」を用いた効率的なバックアップシステムを提供します。「AMS2000シリーズ」の「ShadowImage in-system replication機能」*2と「Oracle Database 11g R2」のストレージ管理ツールである「Automatic Storage Management」のリネーム機能*3を連携させることで、複雑なスクリプトの作成やシステム設計を軽減し、「高速増分バックアップ」と「高速フルバックアップ」を併用したバックアップシステムの構築が可能となります。顧客ニーズに応じたバックアップシステムを容易に構築、柔軟な利用ができるため、システム運用の負荷を低減します。

*2
ShadowImage in-system replication機能 :「AMS2000シリーズ」の同一ディスクアレイ内に、サーバを介さずに論理ボリュームの バックアップを作成する機能
*3
リネーム機能 :「Automatic Storage Management」のディスク・グループ名を新しいディスク・グループ名に変更することで、同一のサーバにマウントできる機能

本発表に際し、日本オラクル株式会社より以下のコメントをいただいています。

日本オラクルは、日立製作所様の「AMS2000シリーズ」のテクノロジーとオラクル・データベースの自動ストレージ管理機能「Automatic Storage Management」とを連携させたバックアップ・ソリューションの提供開始を歓迎いたします。オラクルが積極的に推進している「Automatic Storage Management」は、「ストレージ・グリッド」という新しい構成を可能にするキーテクノロジーです。日立製作所様には「Oracle Database」の最新バージョン「Oracle Database 11g R2」の新機能を使ったバックアップ・ソリューションをいち早く開発・検証していただきました。これにより、システムの信頼性を確保しながら、導入コストを削減できるストレージ環境が普及することを期待いたします。
日本オラクル株式会社 常務執行役員
テクノロジー製品事業統括本部長 三澤智光様

製品の価格・出荷時期(国内)

名称 概要 (最小構成) 価格(税込) 出荷時期
Hitachi
Adaptable
Modular
Storage
2500
デュアルコントローラ
ファイバチャネル 8ポート(8Gbps)
キャッシュメモリ 4GB、
容量約285GB〜
ボリューム
容量仮想化機能標準搭載
1,033万
5,150円〜*4
2010年
6月23日
Hitachi
Adaptable
Modular
Storage
2300
デュアルコントローラ
ファイバチャネル 8ポート(8Gbps)
キャッシュメモリ 4GB、
容量約285GB〜
ボリューム
容量仮想化機能標準搭載
783万
1,950円〜*4
Hitachi
Adaptable
Modular
Storage
2100
デュアルコントローラ
ファイバチャネル 4ポート(8Gbps)
キャッシュメモリ 4GB、
容量約285GB〜
ボリューム
容量仮想化機能標準搭載
316万
2,600円〜*4
*4
導入サービス費用など初期費用は別途必要となります。

関連情報

「日立uVALUEコンベンション2010」出展について

日立は、2010年7月22日〜23日に東京国際フォーラムで開催する「日立uVALUEコンベンション2010」において、今回発表した「AMS2000シリーズ」を出展します。

他社所有商標に関する表示

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  • 記載の会社名および製品名は、各社の商標もしくは登録商標です。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報・通信システム社
RAIDシステム事業部 事業企画本部 製品企画部 [担当:加納、岸本]
〒250-0872 神奈川県小田原市中里322-2
TEL : 0465-49-1111(大代表) 内線 5419、5777

以上

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