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2010年6月16日

公共図書館向け図書館情報総合システム「LOOKS-i」を販売開始

ユーザビリティに配慮した画面デザインを採用しシステムの操作性を向上

  株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、このたび、自治体など公共図書館向け図書館情報総合システム「LOOKS21/P」を刷新し、あらたに図書館情報総合システム「LOOKS-i」(ルックス-アイ)として、6月18日から販売を開始します。
  今回刷新した「LOOKS-i」では、図書の貸出や返却処理、資料検索、そしてICタグを活用した蔵書管理、図書館流通センターが提供するTOOLi*1との連携といった図書館業務に必要な基本機能に加え、職員が使用する操作画面にユーザビリティに配慮したデザインを採用し、システム利用時の操作性を向上させました。具体的には、ユーザビリティに配慮した画面デザインを採用したことにより、図書館で働くさまざまな職員が迷うことなく容易に画面操作ができるほか、貸出返却処理や資料管理といった職員一人ひとりの担当業務に応じて、使用頻度の高い機能ボタンをトップページに設定することができるなど、業務効率のよいシステム操作環境を実現できます。また、「LOOKS-i」は、Webブラウザ上で利用するシステムです。そのため、窓口の増設や近隣図書館との統合といったシステム変更にも柔軟に対応することができ、システム管理に携わる職員の運用負荷を軽減することができます。「LOOKS-i」を導入することで、図書館で働くだれもが利用しやすく、業務効率を向上することができる図書館情報システムを実現します。

*1
TOOLi : 図書館流通センターの図書・映像資料のデータベースと流通サービスを活用できる専用のwebシステム

  近年、生涯学習の拠点や地域情報の拠点として、公共図書館への社会的期待はますます高まっています。そのような中、利用者のサービスのさらなる向上と増加する蔵書の管理をはじめとした図書館業務の効率向上が求められています。また、図書館で働く職員の雇用形態も多様化していることから、システムの操作性の向上や、システム管理上の運用負荷軽減などを実現する図書館情報システムが求められています。

  日立の公共向け図書館情報総合システム「LOOKS21/P」は、1995年から提供を開始し、現在、公共図書館から官公庁などの専門図書館まで、約120の図書館で利用されています。今回刷新した「LOOKS-i」は、図書館の職員が迷うことなく容易に使える画面デザインを採用したWebシステムとして提供を開始します。

  日立は今後も、図書館利用者の利便性と職員の業務効率の向上を実現する新しいサービスや製品の開発に取り組んでいきます。

図書館情報総合システム「LOOKS-i」の特長

1. ユーザビリティに配慮した画面デザインを採用し、操作時間の短縮を実現

  本システムでは、ユーザビリティに配慮した画面デザインを採用し、図書館で働くさまざまな職員が迷うことなく容易に操作できるシステムを実現しました。具体的には、クリックできる箇所を一目で把握するためボタンを立体的に表現したほか、画面上にその業務処理に必要なボタンのみを表示させるなど、ボタンを探す手間や押し間違いによる操作ミスなどを防ぐことができます。さらに、システムのトップページ画面は、貸出返却処理や資料管理など職員一人ひとりの担当業務にあわせて使用頻度の高い機能を配置することができるなど、職員のシステム操作時間を短縮し業務効率の向上を実現できるさまざまな画面デザインの工夫を実施しています。これにより、素早いレファレンス対応が可能となるなど、カウンターに並ぶ利用者の待ち時間の短縮をはかることもできます。

2. Web型のシステム設計により、運用管理者の作業負荷を軽減

  本システムは、Web型のシステム設計としたことで、近隣図書館との統合などによるシステム変更にも柔軟な対応が可能です。また、構築したシステムはWebサーバーにてソフトウェアを集中管理するため、機能拡張やバージョンアップを一括で行うことができ、従来のクライアントサーバ型での導入と比較して、運用管理者の作業時間を大幅に短縮することができます。なお、今後は、自治体内の複数図書館でシステムを共同利用するプライベートクラウドの形態により、「LOOKS-i」を提供していくことも検討しています。

3. 外国語書誌への対応

  外国人利用者の増加にともない、英語、韓国語、中国語など外国語書誌の登録や検索を実現しました。また、多言語MARC*2登録にも対応しています。

*2
MARC : Machine Readable Catalogの略、計算機可読図書目録のこと

4. 図書館流通センターのTOOLiとの完全連携

  図書館流通センターが提供するオンライン注文や注文情報照会などを行えるWebサービスTOOLiの各種機能を、「LOOKS-i」上で使用することができます。TOOLiとの完全連携により、新規に蔵書を追加する際には、TOOLiの画面を開くことなく、「LOOKS-i」のシステム上で電子版の目録情報であるMARCのダウンロードを行い図書館の蔵書データベースに新規注文図書の目録を追加できるとともに、発注データを図書館流通センターに送信して注文依頼ができるなど、職員の業務効率の向上を実現します。

関連情報

販売目標

  今後3年間で200ユーザー

図書館情報総合システム「LOOKS-i」の価格・提供開始時期

製品名 価格(税込) 提供開始
図書館情報総合システム「LOOKS-i」 個別見積 2010年 12月1日

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報・通信システム社 公共システム営業統括本部
カスタマ・リレーションズセンタ [担当 : 荒川]
〒136-8632 東京都江東区新砂一丁目6番27号 新砂プラザ

以上

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